【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):リミックス、フォーサイド、ヤマシン―F
ヤマシン―F <日足> 「株探」多機能チャートより
愛知製鋼<5482>が安い。23日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を2086億円から2109億円(前期比1.5%減)へ上方修正した一方、営業利益を120億円から65億円(同10.5%増)へ、純利益を75億円から44億円(前期2000万円)へ下方修正したことが嫌気されている。昨年1月に知多工場で発生した爆発事故に関連して、取引先に対する費用の負担額を営業費用として第3四半期に計上することに加えて、第4四半期に原材料価格の上昇が見込まれることが要因としている。
■西松屋チェーン <7545> 1,381円 -10 円 (-0.7%) 本日終値
西松屋チェーン<7545>が4日続落。23日の取引終了後に発表した1月度(16年12月21日~17年1月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比0.9%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったが、市場の反応は限定的のようだ。1月度は、冬物セールの効果でアウトウエアやパジャマを中心に売れ数・売り上げが大きく増加。また、新開発のPB品目である「抱っこひも」「ロングユースバギー」の滑り出しが好調だった雑貨部門も月度を通じて堅調に推移した。
■リミックスポイント <3825> 328円 +80 円 (+32.3%) ストップ高 本日終値
リミックスポイント<3825>がストップ高。同社はきょう、子会社のビットポイントジャパンが新浪日本総合ネットワークグループ(東京都港区)と、仮想通貨交換事業におけるマーケティングおよび中国企業との提携支援に関して業務提携することで合意したことを明らかにした。新浪日本総合ネットワークグループは、中国最大インターネットメディアである「新浪(sina)」の日本における広告・PRの独占販売権と、同国最大のSNS「微博(weibo)」の日本における広告・PRの販売権を持つ企業。ビットポイントはこの提携を通じて、訪日中国人の仮想通貨決済の促進や仮想通貨サービスの拡充強化を図る。
■ソケッツ <3634> 1,311円 +300 円 (+29.7%) ストップ高 本日終値
ソケッツ<3634>がストップ高。午後0時30分ごろ、LINE MUSIC(東京都渋谷区)が運営する音楽配信サービス「LINE MUSIC」に、保有するデータベースを活用しユーザー個人ごとに最適化した選曲を行うパーソナライズ、レコメンドサービスの提供を開始したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。同サービスは、ソケッツが開発したメディアサービス・データベース(MSDB)が保有する作品や人物に関する特徴情報やレコメンドエンジンと、「LINE MUSIC」のユーザー履歴情報、お気に入り情報、ユーザープレイリスト情報といったユーザー個人ごとの情報を分析・活用し実現。「LINE MUSIC」における新しい機能として「Weekly Mix」、「Timely Theme Playlist」の2種類が開始されたとしている。
■アンドール <4640> 385円 +80 円 (+26.2%) ストップ高 本日終値
設計ソフト開発のアンドール <4640> [JQ]がストップ高。23日、同社がハイブリッドCADシステム「CADSUPER 2017」を2月1日に発売すると発表したことが買い材料視された。「CADSUPER」は3次元機能、業界標準、設計支援、現場主義をコンセプトに3次元処理も可能なハイブリッド2次元CADシステム。今回発売する「CADSUPER 2017」は3次元CADとの操作性の統一を実現するための機能強化を実施したほか、直感的操作性を向上させたという。発表を受けて、ハイブリッドCADシステムの新製品発売による業績への寄与に期待する買いが殺到した。
■第一化成 <4235> 1,135円 +150 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
第一化成<4235>がストップ高。23日の取引終了後に中期経営計画を発表しており、19年12月期(17年12月期から決算期を変更)に、売上高114億円(17年3月期予想53億6000万円)、営業利益32億円(同7億5000万円)としていることから、意欲的な中計との評価が高まっているようだ。完全子会社化を発表した米ウルトラファブリクス社との事業統合を図り、欧州、アジアでの事業拡大を図るとしている。
■フォーサイド <2330> 241円 +29 円 (+13.7%) 本日終値
フォーサイド<2330>が急騰。リミックスポイント<3825>がきょう、子会社のビットポイントジャパンが新浪日本総合ネットワークグループ(東京都港区)と業務提携したと発表しており、これが刺激となっているもよう。フォーサイドは昨年7月25日に、子会社のフォーサイドエンタテイメントが「新浪(sina)」「微博(weibo)」により配信される広告およびPR記事掲載サービスなどの販売に関して、新浪日本総合ネットワークグループと指定代理店契約を締結したと発表している。
■セグエグループ <3968> 7,250円 +690 円 (+10.5%) 本日終値
23日、セグエグループ <3968> [JQ]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。
■ヤマシンフィルタ <6240> 1,654円 +136 円 (+9.0%) 本日終値 東証1部 上昇率トップ
ヤマシンフィルタ<6240>が大幅6日続伸し、連日の昨年来高値更新。「1月20日放送のTBS『Nスタ』で、アメリカ大統領就任関連の日本企業として紹介された」と、同社ホームページで23日に発表しており、改めてトランプ米大統領による公共事業拡大による恩恵を期待した買いが入った。同社は、異物混入を防ぐ建機用フィルターの世界最大手。トランプ大統領は公共事業を増やす政策を打ち出しており、公共事業が増えれば建設機械の需要も増加するため、同社の業績にも恩恵があると期待されている。
■メガネスーパー <3318> 76円 +6 円 (+8.6%) 本日終値
メガネスーパー<3318>が4日ぶりに反発。この日午後、メガネスーパー全店にて、過去に購入したコンタクトレンズ用品を1タップで注文・配送することができるスマートフォンアプリ「コンタクトかんたん注文アプリ」をリリースしたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社初のスマホアプリとなる「コンタクトかんたん注文アプリ」は、同社での購入履歴があれば、手持ちのコンタクト用品がなくなりそうな時に、アプリのボタンをタップするだけで注文し、指定した住所に配送することができる。また、アラーム機能を使うことで、買い忘れ防止やレンズ交換日の通知を受け取ることもでき、利便性向上による顧客層の拡充などが期待されている。
●ストップ高銘柄
ソフィア <6942> 206円 +50 円 (+32.1%) ストップ高 本日終値
MXリス5 <1567> 2,500円 +500 円 (+25.0%) ストップ高 本日終値
ゴルフ・ドゥ <3032> 475円 +80 円 (+20.3%) ストップ高買い気配 本日終値
アール・エス・シー <4664> 666円 +100 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
グレイステクノロジー <6541> 7,740円 +1,000 円 (+14.8%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
サイバーステップ <3810> 1,035円 -300 円 (-22.5%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース