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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

メガネスーパ <日足> 「株探」多機能チャートより

■メガネスーパー <3318>  88円 (+19円、+27.5%)

 メガネスーパー <3318> [JQ]が昨年来高値を更新した。同社は16日、18~20日にかけて東京ビッグサイトで開催される「第3回ウェアラブルEXPO」で、メガネ型ウエアラブル端末「b.g.(ビージー)」の商品プロトタイプ実機とそのソリューションに関するデモンストレーションおよび展示を行うと発表した。ブース展示では、実機を試着可能なデモンストレーションコーナーを協業パートナーと連携し、活用例に応じて5種類を用意。商品の特長である「見え方」「かけ心地」とともに、拡張性と汎用性の高いソリューションを疑似体験できる。

■Gunosy <6047>  2,000円 (+400円、+25.0%) ストップ高

 Gunosy <6047> [東証M]がストップ高。13日、同社が17年5月期の連結経常利益を従来予想の8.6億円→14.2億円に64.3%上方修正。増益率が52.8%増→2.5倍に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。ニュース配信アプリ「グノシー」「ニュースパス」の利用者拡大で広告収入が想定より伸びることが寄与。提携メディア数の増加でアドネットワークの収益が拡大することも上振れに大きく貢献する。

■KG情報 <2408>  640円 (+100円、+18.5%) ストップ高

 KG情報 <2408> [JQ]がストップ高。前週末13日の取引終了後に発表した17年12月期の連結業績予想で、売上高43億1600万円(前期比9.8%増)、営業利益5億200万円(同24.4%増)、純利益3億4000万円(同26.2%増)と大幅増益を見込んでいることが好感された。求人関連情報で、引き続きフリーペーパーの既存エリアでのシェア拡大や新卒者向け就職活動応援イベントなどを実施するほか、住宅関連情報での家づくり相談・紹介サービスのエリア拡大、ブライダル情報関連におけるリゾートフォトウエディングサービスの強化などを行い、業績拡大を図るとしている。また、今期は、「総合求人情報誌ARPA」の創刊30周年を迎えることを記念して、30円の記念配当を実施し、年間配当を41円90銭(前期19円40銭)にするとあわせて発表しており、これも好材料視された。

■サイバーステップ <3810>  535円 (+80円、+17.6%) ストップ高

 サイバーステップ <3810> [東証M]が連日ストップ高。同社は13日の取引時間中に、対戦アクションゲーム「ゲットアンプド モバイル」とクイズRPG「Q&Q アンサーズ」の公式サイトをオープンしており、これが引き続き材料視されたもよう。加えて、13日取引終了後に、17年5月期第2四半期累計(16年6-11月)の連結営業損益が2200万円の黒字(前年同期は1億9100万円の赤字)と、従来計画の1000万円の黒字から上振れ着地したことも好感されたようだ。売上高は11億8000万円(前年同期比65.8%増)と、従来計画の10億5900万円を超過。現在サービス中の「オンラインクレーンゲーム・トレバ」が好調に推移したことなどが寄与した。一方、為替差損や貸倒引当金繰入額の計上により経常損益は2200万円の赤字(従来予想は1200万円の黒字)となった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ADプラズマ <6668>  1,066円 (+150円、+16.4%) ストップ高

 アドテック プラズマ テクノロジー <6668> [東証2]がストップ高。13日、同社が17年8月期の連結経常利益を従来予想の4.3億円→6.9億円に58.1%上方修正。増益率が3.4倍→5.4倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。タッチパネルなどの成膜装置メーカー向けに電源装置の受注が想定以上に伸びることが寄与。海外子会社による原価低減も利益上振れに貢献する。同時に発表した17年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比12倍の3.3億円に急拡大して着地した。

■ベイカレント <6532>  1,086円 (+150円、+16.0%) ストップ高

 ベイカレント・コンサルティング <6532> がストップ高。13日の取引終了後に発表した第3四半期累計(16年3-11月)単独決算が、売上高130億6800万円(前年同期比12.1%増)、営業利益24億6700万円(同12.5%増)、純利益16億円(同73.7%増)となり、昨年12月9日に修正値を発表した17年2月期通期予想の営業利益22億1200万円(前期比31.2%減)を超過達成したことが好感された。好採算の戦略・ビジネスコンサルティング事業が好調に推移したことが業績を牽引した。なお、通期業績予想は、売上高166億5300万円(前期比5.2%増)、純利益14億2700万円(同8.0%減)を見込んでいる。また、従来は未定としていた期末一括配当を30円にするとあわせて発表したことも好材料視された。なお、同社の初配当となる。

■ベルグアース <1383>  1,550円 (+185円、+13.6%) 一時ストップ高

 ベルグアース <1383> [JQ]が一時ストップ高。13日、接ぎ木苗で国内首位の同社が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料視された。毎年4月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、茨城県産メロン(3000円相当)、もしくはクオカード1000円分を贈呈する。発表を受けて、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■フリュー <6238>  4,505円 (+510円、+12.8%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率2位。13日、フリュー <6238> が2月28日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施する分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、株主優待制度を新設と発表したことも買いに拍車を掛けた。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、クオカード2000円分を贈呈する。

■ビーロット <3452>  1,697円 (+167円、+10.9%)

 ビーロット <3452> が後場急伸。16日午後1時ごろ、集計中の16年12月期連結業績について、売上高が従来予想の112億6300万円から117億2000万円(前の期比68.6%増)へ、営業利益が9億7400万円から11億7400万円(同46.8%増)へ、純利益が4億8200万円から5億5000万円(同37.5%増)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入った。設立2年目となったシンガポール現地法人との連携が強化され、インバウンド施策の一つである日本の不動産を海外投資家へ売却する案件を重ねたことが要因としている。また、カプセルホテルの運営を行うヴィエント・クリエーション(東京都渋谷区、以下VC)の全株式を取得し、子会社化するとあわせて発表しており、これも好材料視された。VCは、JR山手線の主要駅から徒歩3分以内にカプセルホテル2棟を所有・運営している。同社を子会社化することで、オペレーショナルアセットとしての不動産再生を図るとともに、プライベートエクイティ投資をテーマとした新しい事業領域進出の礎を築くのが狙いとしている。

■メディア工房 <3815>  591円 (+57円、+10.7%) 一時ストップ高

 メディア工房 <3815> [東証M] が一時100円ストップ高の634円まで買われた。13日に発表した17年8月期第1四半期(9-11月)の連結最終利益が6800万円の黒字(前年同期は1200万円の赤字)に浮上したことが買い材料視された。固定資産売却益6900万円を計上したことが最終利益を押し上げた。9-11月期はゲームコンテンツのセカンダリー事業の展開のほか、AI事業部の立ち上げやAR、VR技術を持つ企業との事業提携など新分野への進出を果たしており、これらを改めて材料視する買いも向かったようだ。

■ヨシムラHD <2884>  2,530円 (+235円、+10.2%)

 ヨシムラ・フード・ホールディングス <2884> [東証M] が3連騰し、連日で上場来高値を更新した。13日に発表した17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比50.5%増の4億2300万円に拡大して着地したことが買い材料視された。チルドシュウマイを主力とする楽陽食品の業績拡大やM&A効果で製造事業の収益が拡大したことが寄与。販売事業の伸長に加え、生産性向上による原価低減なども大幅増益に貢献した。通期計画の4億1000万円を既に3.2%上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ダイト <4577>  2,454円 (+222円、+10.0%)

 東証1部の上昇率3位。ダイト <4577> が大幅続伸。同社は13日取引終了後に、17年5月期第2四半期累計(16年6-11月)の連結決算を発表。営業利益は21億2600万円(前年同期比14.9%増)となり、通期計画37億円に対する進捗率は57.5%に達した。売上高は192億1900万円(同4.9%増)で着地。消化性潰瘍剤原薬および血圧降下剤原薬などのジェネリック医薬品向け原薬の販売が堅調に推移したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■日本通信 <9424>  182円 (+13円、+7.7%)

 東証1部の上昇率4位。日本通信 <9424> が16日後場終盤になって急伸。午後2時45分ごろ、ベルギーに拠点を置くグローバル卸通信事業者BICSと、一つの契約で世界中で利用できる独自SIMを提供することが可能となる相互接続に向け、基本合意書を締結したと発表しており、これを好感した買いが入った。今回の合意により、同社は、欧州市場で定義された「フルMVNO」となり、近い将来、今度はBICSの顧客に、日本でネット接続するための最大のワイヤレスネットワークを妥当なコストで提供することも企図されているという。

■日本和装 <2499>  280円 (+19円、+7.3%)

 日本和装ホールディングス <2499> が急騰。前週末13日の取引終了後、集計中の16年12月期連結業績について、純利益が従来予想の1億1000万円から1億4500万円(前の期比2倍)へ上回ったようだと発表しており、これを好感した買いが入った。固定資産を売却したことによる特別利益を計上したことが主な要因。なお、売上高52億円(同4.5%増)、営業利益3億円(同24.5%増)は従来予想を据え置いている。

■TSIホールディングス <3608>  800円 (+54円、+7.2%)

 東証1部の上昇率5位。13日、レディスアパレル大手のTSIホールディングス <3608> が決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比53.6%増の46.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。不採算ブランドの撤退や店舗閉鎖に加え、販管費の削減を進めたことで採算が大きく改善した。通期計画の46億円を既に1.3%上回っており、通期業績の上振れを期待する買いが向かった。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の1.8%にあたる200万株(金額で16億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことも買いに拍車を掛けた。同時に、月次売上情報を発表。12月の既存店売上高は前年同月比5.6%増と3ヵ月連続で前年実績を上回った。前年比の伸び率は今期最高となった。

■フォーカスシステムズ <4662>  539円 (+35円、+6.9%)

 東証1部の上昇率6位。13日、独立系ソフト開発会社のフォーカスシステムズ <4662> が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料視された。毎年3月末時点で200株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて特設ウェブサイト「フォーカスシステムズ・プレミアム優待倶楽部」で好きな商品と交換できるポイント(1ポイント1円相当)を付与する。200株以上300株未満保有で1500ポイント、最大1万株以上保有で2万ポイントの贈呈となる。発表を受けて、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■G-FACTORY <3474>  1,143円 (+73円、+6.8%)

 G-FACTORY <3474> [東証M]が続伸。同社は飲食店などの出退店サポート事業やウナギ専門ファーストフード店を展開。昨年9月30日に東証マザーズに新規上場しており、12月末に1株を5株とする株式分割を実施している。主力の出退店サポート事業では、同社は物件所有者から店舗を借り、出店希望者と転貸契約を結ぶ。出店者は好立地の店舗を確保でき時間や労力を本業に注力できる一方、同社には転貸による利ザヤなどが収益となる。市場の開拓余地は大きく、今後一段の業績拡大が期待されている。

■マニー <7730>  2,977円 (+109円、+3.8%)

 13日、マニー <7730> が決算を発表。17年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益が前年同期比43.3%増の12.4億円に拡大して着地したことが買い材料視された。中国向けデンタル製品や利益率の高い眼科ナイフの販売が好調だったことが寄与。販管費の減少に加え、為替差損益の改善も大幅増益に貢献した。上期計画の20.6億円に対する進捗率は60.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■日経Dインバ <1357>  1,986円 (+36円、+1.9%)

 NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 <1357> [東証E]が反発。同銘柄は日々の騰落率が日経平均株価のマイナス2倍になるように設定された日経平均と逆連動するETFで、全体相場に先安観が出てくると上昇指向になる。昨年来繰り広げられてきたトランプ相場のなか水準を切り下げてきたが、ここ相場の先行き不透明感を映して個人投資家の買いなどが目立つ状況となっており、2000円大台復帰が目前。特に今週は20日にトランプ氏の米大統領就任式が予定され、波乱含みとの見方も一部にあるだけに、値動きが注目されやすい。テクニカル的には底値圏でソーサーボトムを形成し5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが目前だ。

■日本毛織 <3201>  878円 (+15円、+1.7%)

 日本毛織 <3201> が続伸。13日、同社が創立120周年を記念し、記念株主優待と配当増額を実施すると発表したことが買い材料視された。記念株主優待は17年5月末を基準日として、100株以上保有する株主にクオカード700円分を追加で贈呈する。また、創立120周年記念配当2円を実施する形で、前期の年間配当を20円→22円(前の期は20円)に増額する方針とした。なお、同時に発表した17年11月期の連結経常利益は前期比0.7%増の77億円とほぼ横ばい見通しとなった。今期配当は前期の記念配当2円を落とし、普通配当20円となる。

※16日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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