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2017年01月17日05時20分

【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

いちご <日足> 「株探」多機能チャートより

■いちご <2337>  422円 (-36円、-7.9%)

 東証1部の下落率4位。13日、いちご <2337> が決算を発表。直近3ヵ月の実績である16年9-11月期(第3四半期)の連結経常利益が前年同期比81.0%減の15.4億円に落ち込んだことが売り材料視された。前年同期は不動産売却益が大きく膨らんでおり、その反動などで9-11月期としては大幅減益となった。ただ、17年2月期第3四半期累計(3-11月)の同利益は前年同期比23.5%増の153億円に伸び、通期計画の164億円に対する進捗率は93.8%に達している。

■日立工機 <6581>  1,398円 (-110円、-7.3%)

 東証1部の下落率5位。13日、日立工機 <6581> に対してコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)傘下のHKホールディングスがTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化すると発表。TOB価格が870円(特別配当580円含め1株1450円)となったことが売り材料となった。TOB価格(特別配当込み)は13日終値1508円に比べ、3.8%安い水準でTOBプレミアムへの期待感が先行していただけに失望売りが向かった。

■コーナン商事 <7516>  2,102円 (-137円、-6.1%)

 コーナン商事 <7516> が大幅安。13日の取引終了後、17年2月期の単独業績予想について、純利益を71億円から62億円(前期比2.6%増)へ下方修正したことが嫌気された。当第3四半期に店舗閉鎖損失および減損損失などの特別損失を追加計上したことが要因としている。なお、売上高3095億2000万円(同2.2%増)、営業利益167億円(同14.6%増)は従来予想を据え置いている。同時に発表した第3四半期累計(16年3-11月)決算は、売上高2315億7300万円(前年同期比1.0%増)、営業利益133億4700万円(同14.3%増)、純利益44億6300万円(同11.1%減)だった。インテリア、収納用品などは低調に推移したが、ペット用品、日用品、食品、薬品などが高い伸びとなり、全体の売上高を押し上げた。また、円高などを背景とした値入率の改善などにより利益面が膨らんだ。

■クリレスHD <3387>  996円 (-52円、-5.0%)

 クリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387> が反落。前週末13日の取引終了後、17年2月期の連結業績予想について、売上高を1180億円から1150億円(前期比11.4%増)へ、営業利益を76億円から69億円(同2.2%増)へ、純利益を42億円から39億円(同17.4%増)へ下方修正したことが嫌気された。天候不順や消費者の節約志向が高まったことによる個人消費の低迷で、売上高が計画を下回ったことに加えて、新規出店数が当初計画よりも増加したことに伴う開業費用の一時的発生などが響いたとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計(16年3-11月)決算は、売上高839億8100万円(前年同期比20.4%増)、営業利益39億1500万円(同15.8%減)、純利益23億2200万円(同1.7%減)だった。

■新日鉄住金 <5401>  2,558円 (-110.5円、-4.1%)

 新日鉄住金 <5401> が3日続落。前週末13日の取引終了後、火災が起きた大分製鉄所(大分市)の厚板工場について、操業再開に8ヵ月程度かかる見通しだと発表しており、これが弱材料視された。会社側によると、厚板工場主電室内の設備(厚板工場の圧延ラインを制御する電気計装設備)の大半が損傷していることが判明。操業再開に向けた資機材の調達や工事工期の短縮検討などを行っているが、現時点では操業再開は9月の見通しだという。既に、厚板製品の供給に関しては、鹿島、君津、名古屋の各製鉄所での代替生産を進めているほか、国内他社に対して応援協力を要請しているが、業績への影響が懸念されている。なお、会社側では「業績への影響については、復旧工事の進捗などを踏まえつつ、今後、精査する」とコメントしている。

■任天堂 <7974>  23,200円 (-550円、-2.3%)

 任天堂 <7974> が続落。前週末13日午後に、市場の注目を集めていた新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の発表会を行い、週末には一般消費者向けに体験会を開催するなど注力の構えをみせているが、2万9980円(米国では299.99ドル)に設定された販売価格が市場予想の上限に近かったことや、初期タイトルの少なさなどから普及に時間がかかるとの見方が優勢となった。株式需給面では信用買い残も重荷となり、前週末は1450円安に売り込まれたが、16日も売りに押される展開になった。

■ツガミ <6101>  682円 (-11円、-1.6%)

 ツガミ <6101> や牧野フライス製作所 <6135> 、日本精工 <6471> など機械株が安い。内閣府が発表した11月の機械受注統計は、設備投資の先行指標である「船舶電力を除く民需」(季節調整値)が前月比5.1%減と市場予想(同1.4%減)を下回った。基調判断は「持ち直しの動きに足踏みがみられる」としており、受注の伸び悩みが警戒されている。為替が円高方向に振れたことも機械株には売り材料となった。

※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
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