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【経済】原油は協調減産に対する疑惑的な観測から下落、今後の値動きは? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
本日も原油価格についてレポートします。

サウジアラビアの減産表明で買いが優勢となっていた原油ですが、『先週末のNY原油は協調減産に対する疑惑的な観測から下落』したと松永さんはおっしゃっています。足元では『ドル円が60銭ほど円高に進みました。現在の東京原油は、610円安付近で推移しております』とのことです。

松永さんによれば、『OPEC関係者からは、「減産の100%順守はありえない。過去の履行率を基準にして全体で50~60%順守なら十分良好だ」との意見も伝わっております。また、クウェート石油相は12日、「OPEC加盟国の発表に基づいた減産順守率は60%を上回っている」との見解を述べております』とのことです。
加えて、『協調減産に対する疑惑的な見方が広がっているだけに、今週21~22日に開催されるOPEC加盟国と非加盟国による原油減産順守委員会の行方が注目されております』と伝えています。

この原油減産順守委員会にて積極的な減産監視体制について話し合われるのか、また原油の値動きはどう推移するのか、注目してまいりましょう。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の1月16日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター三井智映子

《SK》

 提供:フィスコ

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