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2017年01月11日15時28分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):荏原、クリエイトS、三菱UFJ

荏原 <日足> 「株探」多機能チャートより
■荏原 <6361>  3,355円  +65 円 (+2.0%)  本日終値
 荏原<6361>が続伸。この日、グループの荏原環境プラントが、同社を代表企業とするグループとして、長野県の佐久市・北佐久郡環境施設組合から、「佐久市・北佐久郡環境施設組合クリーンセンター(ごみ焼却施設)建設・運営事業」を受注したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入った。同事業は、佐久地域の10市町村から発生する可燃ごみを受け入れ、処理するとともに、熱エネルギーの有効活用を図る高効率の発電設備を備えたごみ焼却施設を整備するというもの。契約金額は建設工事費83億5200万円、運営事業費62億8900万円で、19年9月に完成させ、翌10月から運営を開始、その後39年3月末まで19年6カ月間にわたり事業を運営するとしている。

■クリエイトS <3148>  2,576円  +46 円 (+1.8%)  本日終値
 10日、クリエイトSDホールディングス <3148> が決算を発表。17年5月期上期(6-11月)の連結経常利益が前年同期比4.6%増の72.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。ドラッグストア14店舗、調剤薬局5店舗を新設した効果に加え、品揃え拡充などで既存店売上高が前年同期を上回ったことが寄与した。9-11月期では季節商品の販売が好調だった。第1四半期(6-8月)同利益は1.6%減益だっただけに、累計で増益に転じたことを好感する買いが向かった。

■ユニオンツール <6278>  3,155円  +55 円 (+1.8%)  本日終値
 ユニオンツール<6278>が3日ぶりに反発。午前11時ごろ、東洋紡<3101>と共同で居眠り運転検知システムを開発し、17年中の販売を目指すと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。両社は11年から眠気を検知するアルゴリズムを共同で開発し、心拍周期が特定のパターンを示した時に眠気が生じていると結論。ユニオンツールではこのアルゴリズムを用いて、居眠り運転検知システム「安全運行補助ツール 眠気通知器DSD」を15年に発売した。ただ、同システムは、心拍周期を検出するために、ベルトで締めるタイプ(ベルト型)やジェルで体に貼り付けるタイプ(ジェル型)の電極を使っており、装着感に課題があったことから、これを解消するために、今回、東洋紡のフィルム状導電素材「COCOMI」を使用した肌着を開発。現在、販売に向け実証実験を行っているという。

■三菱UFJ <8306>  737.7円  +11 円 (+1.5%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>が高い。この日上昇している鉄鋼株や非鉄株と同様に「外国人買いが流入しているのでは」(市場関係者)との観測も出ている。今晩のトランプ次期米大統領の記者会見が注目されているが、「会見後のトランプ・ラリー再現を先回りする動き」(同)がメガバンクや鉄鋼株を押し上げている、ともみられている。ただ、今晩の記者会見が不透明な内容だった場合、20日の米大統領就任式まで様子見姿勢が続く可能性も指摘されている。

■ローツェ <6323>  1,890円  +24 円 (+1.3%)  本日終値
 10日、ローツェ <6323> が決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比92.5%増の33.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力の半導体ウエハー搬送機やディスプレー製造装置の販売が大きく伸び、28.3%の大幅増収を達成したことが寄与。通期計画の39.7億円に対する進捗率は83.8%に達しており、通期上振れを期待する買いが向かった。

■スクエニHD <9684>  3,105円  +25 円 (+0.8%)  本日終値
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>はしっかり。傘下のスクウェア・エニックスが10日、11月29日に全世界同時発売したゲームソフト「ファイナルファンタジー15」の販売本数が、全世界で600万本を突破したと発表しており、これを好感した買いが入っている。「ファイナルファンタジー15」は、シリーズの特徴である圧倒的な世界観とグラフィックに加えて、高い自由度と臨場感を味わうことができるオープンワールドの採用、アクション性の高い爽快なバトルシステムの導入などが好評だという。また、世界各国のダウンロード販売も好調で、1月24日には新たなアップデートも行われる予定としており、さらなる販売本数の増加が期待されている。

■クオール <3034>  1,492円  +4 円 (+0.3%)  本日終値
 10日、クオール <3034> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.06%にあたる140万株(金額で22億4000万円)を上限に、11日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は10日終値の1488円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■ケンコーマヨネーズ <2915>  3,190円  -180 円 (-5.3%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 10日、ケンコーマヨネーズ <2915> が200万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限30万株の第三者割当増資を実施すると発表したことが売り材料。新株発行が最大で発行済み株式数の約16.2%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が懸念された。発行価格は18日から24日までのいずれかの日に決定。最大で約70億円の調達資金については、西日本工場などの設備投資資金に充てる。

■スター精密 <7718>  1,562円  -78 円 (-4.8%)  本日終値  東証1部 下落率9位
 スター精密<7718>が大幅反落。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(16年3~11月)連結決算が、売上高351億3400万円(前年同期比12.5%減)、営業利益26億5200万円(同36.5%減)、純利益21億6300万円(同20.6%減)と大幅減益となったことが嫌気された。CNC自動旋盤などの工作機械や、時計部品、自動車部品などの精密部品の販売が減少したことに加えて、円高の影響が大きく、減収減益を余儀なくされた。なお、17年2月期通期業績予想は、売上高444億円(前期比18.5%減)、営業利益33億円(同42.5%減)、純利益28億円(同24.7%減)の従来予想を据え置いている。

■エービーシー・マート <2670>  6,600円  -310 円 (-4.5%)  本日終値
 エービーシー・マート<2670>が大幅続落。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(16年3~11月)連結決算が、売上高1789億3300万円(前年同期比0.8%増)、営業利益320億4400万円(同2.3%減)、純利益221億5500万円(同9.3%増)と、上期の営業増益から一転して減益となったことが嫌気された。スニーカー需要は引き続き高いものの、国内消費で価格志向が強まったことや秋口の台風上陸や曜日並びが影響し、9~11月期の既存店売上高が前年同期比0.3%減と落ち込んだことが利益を圧迫した。なお、17年2月期通期業績予想は、売上高2405億円(前期比1.0%増)、営業利益420億6000万円(同1.3%増)、純利益278億8000万円(同6.7%増)の従来予想を据え置いている。

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