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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):パルHD、新日鉄住金、ソニー

パルHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■パルHD <2726>  3,055円  +269 円 (+9.7%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 10日、パルグループホールディングス <2726> が決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結営業利益は前年同期比0.2%増の50.4億円で着地したことが買い材料視された。雑貨店「3コインズ」の積極出店で雑貨事業が前年同期比14.4%増収だったことが寄与。不採算店舗の閉店や在庫管理の徹底なども増益確保に貢献した。中間期(3-8月)同利益は19.4%の減益だっただけに、増益に転じたことを好感する買いが向かった。

■新日鐵住金 <5401>  2,741.5円  +119.5 円 (+4.6%)  本日終値
 新日鉄住金<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が急反発。各社生産調整の効果が出始め、2020年の東京五輪開催を背景とした建材特需もあって鋼材の値上げの動きが顕在化している。安倍政権が打ち出す事業規模28兆円の経済対策効果も期待されるところで、鉄鋼株は25日移動平均線を下回った場面では大口の買いが入ってくるケースが多い。

■三協立山 <5932>  1,725円  +60 円 (+3.6%)  本日終値
 三協立山<5932>が昨年来高値を更新。午後1時ごろに発表した第2四半期累計(16年6~11月)の連結決算で、売上高は1583億6700万円(前年同期比5.7%減)、営業利益は40億3900万円(同78.5%増)、純利益は20億3100万円(前年同期9600万円)だった。アルミ地金市況の軟化や為替影響でマテリアル事業や国際事業の売上高が減少し全体でも減収となったが、アルミ地金価格の低下で建材事業の利益が押し上げられたことや、ヒートシンク事業の収益改善、さらに商業施設事業の好調などが奏功し、大幅営業増益で着地した。なお、17年5月期通期業績予想は、売上高3420億円(前期比3.0%増)、営業利益85億円(同36.0%増)、純利益40億円(前期9400万円)を見込んでいる。

■ソニー <6758>  3,510円  +116 円 (+3.4%)  本日終値
 ソニー<6758>が続伸。同社株は昨年秋口以降、高値圏でのもみ合いが続いており、全般相場がトランプ・ラリーで上昇するなか、出遅れ感が指摘されている。プレイステーション4(PS4)の年末・年始商戦が好調だったほか、米家電見本市「CES」では、画面から音が出る有機ELテレビを発表。また、同社の画像センサーは自動運転やIoTに絡むキーデバイスになることから、「ソニーの多様な展開力を再評価する買いが流入している」(アナリスト)ようだ。

■任天堂 <7974>  25,145円  +775 円 (+3.2%)  本日終値
 任天堂<7974>が続伸。2万4000円近辺で売り物をこなし、もみ合いを上に放れつつある。スマートフォン用ゲームとして注目を集めた「スーパーマリオラン」の配信は先行配信されていたiOS版に続き、昨年末にアンドロイド版の事前登録もスタート、利用者の増加と課金収入拡大に期待がかかっている。また、新型ゲーム機として期待の大きい「ニンテンドースイッチ」の詳細が今週13日午後1時に発表される予定で、これに先回りした買いも呼び込んでいる。

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