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【市況】個人主体の材料株物色が活発に/オープニングコメント

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

 6日の日本株市場は利食い優勢の展開になりそうだ。5日の米国市場では、12月ADP雇用報告が予想を下振れた一方、週間新規失業保険申請件数が予想より減少するなど強弱入り混じる内容となり、雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から利益確定の売りが広がった。NYダウは反落となる半面、ナスダックは高値を更新しており、まちまちの展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の19425円、円相場は1ドル115円40銭台と円高に振れている。

 また、トランプ次期米大統領は、トヨタ自<7203>に関し、メキシコの新工場建設計画を批判するコメントをツイッターに投稿している。円安一服の流れもあり、輸出関連については手掛けづらくさせそうであり、日経平均の重しといったところか。

 一方で、昨日は中小型株の一角に動意がみられていた。米ラスベガスで5日(米国時間)から世界最大の家電見本市「CES 2017」の開幕を受けて、AIやIoTなどのテーマ株物色も散見されている。主力処が手掛けづらいなか、個人主体の材料株物色が活発になりそうだ。
《AK》

 提供:フィスコ

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