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【注目】前週末12月30日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

マイネット <日足> 「株探」多機能チャートより

■マイネット <3928>  2,675円 (+500円、+23.0%) ストップ高

 マイネット <3928> [東証M]がストップ高。27日に、100%子会社のC&Mゲームスが、enish <3667> が提供しているスマートフォンゲーム「ドラゴンタクティクス」について、タイトル買取契約を締結したと発表。これを受けて28日に大幅高した後、29日には利益確定売りに押される展開となったが、改めてこれによる業績貢献を期待した買いが入ったようだ。「ドラゴンタクティクス」は、2012年7月にリリースされ、今年12月時点で累計260万人の登録者数を超える大型タイトル。以前からC&Mゲームスと協業という形で運営を行っていたが、今回、同ゲームのタイトルを買い取ることになったという。なお、16年12月期業績への影響は現在精査中としている。

■マーキュリア <7190>  1,869円 (+200円、+12.0%)

 マーキュリアインベストメント <7190> [東証2]が3連騰。16日に12月31日を基準日とする1対3株の株式分割を発表して以降、上げ足を強めていたが、分割による手掛けやすさも相まって連日の上場来高値更新となった。全般相場に手詰まり感が強まる中、株価の上昇が短期資金を呼び込む格好となったようだ。

■フュートレック <2468>  896円 (+91円、+11.3%) 一時ストップ高

 フュートレック <2468> [東証2]が大幅高。ログバー(東京都渋谷区)は30日、ウエアラブル翻訳デバイス「ili(イリー)」の製品発表会を世界に先駆け日本で来年1月31日に開催すると発表。これが材料視されたようだ。フュートレックは今年2月3日に、ログバーと資本・業務提携契約を結んだと発表。同社はこの提携を機に、「イリー」開発に関して、音声認識および機械翻訳技術を提供し、ログバーと協力して、製品化および国内B2B市場への販売を積極的にサポートするとコメントしていた。また、10月13日にログバーとの資本・業務提携を発表しているビジョン <9416> も急伸。年初来高値を更新している。「イリー」の国内におけるレンタルサービスオフィシャルパートナーとなり、世界に先駆けて17年春からレンタルサービスを開始する予定だとしている。

■アライドアーキテクツ <6081>  2,264円 (+227円、+11.1%)

 アライドアーキテクツ <6081> が大幅続伸。同社株は調整局面が続いていたものの、29日の取引時間中に一時25日移動平均線を上抜けたことで目先底打ちとの見方が強まったもよう。5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロス(GC)が目前に迫り、チャート妙味が浮上した。足もとでは、SNSデータを活用したSNSプロモーションサービスやSNS広告関連サービスが伸長。11月10日に発表された16年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結営業損益は1億9000万円の黒字(前年同期は3億5000万円の赤字)となり、通期では3億100万円の黒字(前期は3億4500万円の赤字)が見込まれている。

■東芝 <6502>  283.1円 (+24.4円、+9.4%)

 東証1部の上昇率3位。東芝 <6502> が売り物を吸収して反発。29日まで7日続落となっており、特に直近3日間で時価総額の4割以上を吹き飛ばした。米原発事業に絡む巨額の特損計上の可能性について発表したことで、業績の先行き不透明感から大きく売り込まれる展開となっていたが、目先は売られ過ぎとみたリバウンド狙いの買いが優勢となった。29日は売買高も6億4000万株近い記録的な大商いをみせており、個人投資家など短期資金の注目度も高い。

■一六堂 <3366>  400円 (+34円、+9.3%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率4位。一六堂 <3366> が一時ストップ高。29日に決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比64.3%増の2億9900万円に拡大したことが買い材料視された。客単価の高い主力の和食居酒屋業態「天地旬鮮 八吉」が堅調に推移する中、不採算業態の業態変更や業績向上が見込めない店舗の閉店などで採算が大きく改善した。

■ワットマン <9927>  135円 (+11円、+8.9%)

 ワットマン <9927> [JQ]が急反発。全般相場に手詰まり感が強いなか、100円台の低位に放置されていた同社株に値上がり期待の短期資金が流入したもよう。また、29日終値が198円だったアルテック <9972> などにも同様の買いが入ったようだ。

※30日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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