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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):マーキュリア、フュトレック、アライドアキ

マーキュリア <日足> 「株探」多機能チャートより
■マーキュリア <7190>  1,869円  +200 円 (+12.0%)  本日終値
 マーキュリアインベストメント<7190>が3連騰。16日に12月31日を基準日とする1対3株の株式分割を発表して以降、上げ足を強めているが、分割による手掛けやすさも相まって連日の上場来高値更新となっている。全般相場に手詰まり感が強まる中、株価の上昇が短期資金を呼び込む格好となっているようだ。

■フュートレック <2468>  896円  +91 円 (+11.3%) 一時ストップ高   本日終値
 フュートレック<2468>が大幅高。ログバー(東京都渋谷区)はきょう、ウエアラブル翻訳デバイス「ili(イリー)」の製品発表会を世界に先駆け日本で来年1月31日に開催すると発表。これが材料視されているようだ。フュートレックは今年2月3日に、ログバーと資本・業務提携契約を結んだと発表。同社はこの提携を機に、「イリー」開発に関して、音声認識および機械翻訳技術を提供し、ログバーと協力して、製品化および国内B2B市場への販売を積極的にサポートするとコメントしていた。また、10月13日にログバーとの資本・業務提携を発表しているビジョン<9416>も急伸。年初来高値を更新している。「イリー」の国内におけるレンタルサービスオフィシャルパートナーとなり、世界に先駆けて17年春からレンタルサービスを開始する予定だとしている。

■アライドアーキテクツ <6081>  2,264円  +227 円 (+11.1%)  本日終値
 アライドアーキテクツ<6081>が大幅続伸。同社株は調整局面が続いていたものの、前日の取引時間中に一時25日移動平均線を上抜けたことで目先底打ちとの見方が強まっているもよう。5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロス(GC)が目前に迫り、チャート妙味が浮上している。足もとでは、SNSデータを活用したSNSプロモーションサービスやSNS広告関連サービスが伸長。11月10日に発表された16年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結営業損益は1億9000万円の黒字(前年同期は3億5000万円の赤字)となり、通期では3億100万円の黒字(前期は3億4500万円の赤字)が見込まれている。

■一六堂 <3366>  400円  +34 円 (+9.3%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 29日、一六堂 <3366> が決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比64.3%増の2億9900万円に拡大したことが買い材料視された。客単価の高い主力の和食居酒屋業態「天地旬鮮 八吉」が堅調に推移する中、不採算業態の業態変更や業績向上が見込めない店舗の閉店などで採算が大きく改善した。

■ワットマン <9927>  135円  +11 円 (+8.9%)  本日終値
 ワットマン<9927>が急反発。全般相場に手詰まり感が強いなか、100円台の低位に放置されていた同社株に値上がり期待の短期資金が流入しているもよう。また、前日終値が198円だったアルテック<9972>などにも同様の買いが入っているようだ。

■ブレインパッド <3655>  1,131円  +75 円 (+7.1%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 ブレインパッド<3655>、メタップス<6172>、日本サード・パーティ<2488>、安川情報システム<2354>、JIG-SAW<3914>、テクノスジャパン<3666>、フォーカスシステムズ<4662>、FRONTEO<2158>、データセクション<3905>、ロックオン<3690>など人工知能(AI)関連株が軒並み高。17年相場で注目されるテーマとして、自動運転、フィンテック、バイオ(再生医療・ゲノム編集)などがアベノミクスの掲げる第4次産業革命の柱を担っていく。そのなかAIは、各分野でイノベーションの中核を担う技術としてマーケットの注目度が高い。富士通<6702>を筆頭に日本の大手電機メーカーは18年度までにAIの技術開発投資に数千億円規模を投入し、米IBMやグーグルなどが先駆するAI分野の研究開発を加速させる方向にあることが伝わっており、合従連衡の動きも今後マーケットで注目を集めることになりそうだ。

■中北製作所 <6496>  587円  +33 円 (+6.0%)  本日終値
 29日、中北製作所 <6496> [東証2]が17年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の11.2億円→16.7億円に49.1%上方修正。従来の12.1%減益予想から一転して31.1%増益見通しとなったことが買い材料視された。船舶向けバタフライ弁などの販売が想定より伸びることが寄与。修理やメンテナンス関連部品の伸長も利益上振れに貢献する。

■セレス <3696>  1,682円  +85 円 (+5.3%)  本日終値
 セレス<3696>、GMOペイメントゲートウェイ<3769>、インフォテリア<3853>、さくらインターネット<3778>などフィンテック関連株が高い。この日の市場では、仮想通貨取引所最大手の「ビットフライヤー」が、日本経済新聞に大型広告を出したことが話題を集めた。17年はビットコインなど仮想通貨取引が本格的に拡大するとの思惑から、フィンテック関連株に買いが集まった面もあるようだ。

●ストップ高銘柄
 タカタ <7312>  857円  +150 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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