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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):三菱UFJ、ノムラシス、ボヤージュ

三菱UFJ <日足> 「株探」多機能チャートより
■三菱UFJ <8306>  745.3円  -3.7 円 (-0.5%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが安い。欧州銀行株の下落などを受け、日本の大手銀行株にも売りが流入。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やみずほフィナンシャルグループ<8411>が値を下げた。経営再建を進めているイタリアの大手銀行、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは、50億ユーロの増資計画の実現が困難になったとの見方から、株価は21日に前日比12%下落。スイスのクレディ・スイスも2%安となったほか、スペインの銀行株も値を下げている。欧州銀行株安を背景に、これまで上昇してきた日本のメガバンクには売りが優勢となっている様子だ。

■ノムラシス <3940>  1,615円  +170 円 (+11.8%)  本日終値
 ノムラシステムコーポレーション<3940>が後場急伸、上場来高値を更新した。同社はこの日午後1時30分に、16年12月期の単体業績予想の修正を発表。売上高を23億円から24億1300万円(前期比6.4%増)へ、営業利益を2億3400万円から2億9300万円(同15.8%増)へ、純利益を1億4700万円から1億7800万円(同9.2%増)へ上方修正。期末一括配当を従来の無配から46円(前期無配)へ引き上げることを好感した。FIS(Function implement Service)は大型案件の受注などにより順調に推移し、プライム(元請け案件)においても既存取引先の追加開発案件の受注が寄与している。

■ビジョン <9416>  2,782円  +184 円 (+7.1%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 前日21日に東証マザーズから東証1部に指定変更となったビジョン<9416>が3日続伸。同社は21日に、訪日外国人向けガイドマッチング事業を手掛けるHuber.(ハバー、神奈川県鎌倉市)と資本・業務提携することを決めたと発表。これが新たな買い手掛かりとなっているようだ。同社はハバーが実施する第三者割当増資を引き受けることを決め、業務提携を進める方針。両社のビジネスは訪日外国人旅行者をターゲットとしており、サービスの連携や利用者の相互送客といった協働をすることで、さらなるサービスの提供や利用者の獲得効率が高まるシナジーが期待される。

■築地魚市場 <8039>  1,108円  +69 円 (+6.6%)  本日終値
 21日、築地魚市場 <8039> [東証2]が投資有価証券売却益が発生したと発表したことが買い材料視された。財務体質の強化と資産の効率化を図るため、保有する債券1銘柄を売却した。これに伴い、第3四半期に売却益6.3億円を特別利益に計上する。なお、通期業績への影響は精査中としている。

■ボヤージュ <3688>  1,066円  +45 円 (+4.4%)  本日終値
 VOYAGE GROUP<3688>が大幅高。同社は22日、9月に連結子会社化した動画広告配信事業を手掛けるCMerTVが、バンダイナムコホールディングス<7832>の子会社バンダイナムコエンターテインメントと資本提携したことを発表、これを材料視する短期資金が流入した。今回の資本提携によりバンダイナムコエンターテインメントはCMerTVの10.4%の株式を保有することになる。バンダイナムコエンターテインメントが広く展開しているゲームアプリやネットワークコンテンツと、CMerTVが持っているPVNやリアル・ディスプレイ・ネットワークといったプラットフォームへの繋ぎ込みが可能となることで新たなネットワーク化を実現、クライアントなどへの展開力が増すことで業容拡大効果を期待した買いを呼び込んでいる。

■エラン <6099>  1,311円  +35 円 (+2.7%)  本日終値
 21日、エラン <6099> が配当修正を発表。16年12月期の期末一括配当を従来計画の8円→12円(前期は6円)に大幅増額修正したことが買い材料視された。業績好調を踏まえ、株主への利益還元を増やす。同社の16年12月期の経常利益(非連結)は前期比10.0%増の6.5億円に拡大し、7期連続で過去最高益を更新する見通し。27日の配当権利日を目前に配当取りを狙う買いが向かった。

■ワイヤレスゲート <9419>  1,690円  +37 円 (+2.2%)  本日終値
 ワイヤレスゲート<9419>が反発。同社は21日取引終了後に、生体認証による本人認証・決済サービスを手掛けるLiquid(東京都千代田区、リキッド)と資本提携することを決めたと発表。今後の事業展開などが期待されているようだ。両社は提携により今後、リキッドの本人認証・決済サービスにワイヤレスGの通信SIMサービスを提供することや、ワイヤレスGが観光地などで展開しているWi-Fiインフラ事業にリキッドのサービスを組み合わせるなど、事業連携を進めることで互いの事業拡大を目指す。なお、ワイヤレスGはリキッドが行う第三者割当増資の一部を引き受けるかたちで株式を取得するとしているが、出資金額および出資比率は非公表。資本提携契約締結日は26日、払込期日は28日を予定している。

■乾汽船 <9308>  947円  +11 円 (+1.2%)  本日終値
 21日、乾汽船 <9308> が17年3月期の連結最終損益を従来予想の23.6億円の赤字→8.2億円の赤字に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなったことが買い材料視された。保有有価証券の売却益12.2億円を特別利益に計上するほか、組織再編に関連する法人税の減少が寄与する。

●ストップ高銘柄
 デジタルデザイン <4764>  1,400円  +300 円 (+27.3%) ストップ高   本日終値
 インタートレード <3747>  385円  +80 円 (+26.2%) ストップ高   本日終値
 オルトプラス <3672>  569円  +80 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 以上、3銘柄

●ストップ安銘柄
 オーベクス <3583>  293円  -80 円 (-21.5%) ストップ安   本日終値
 アスコット <3264>  535円  -100 円 (-15.8%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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