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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ロート、日立マクセル、インタートレ

ロート <日足> 「株探」多機能チャートより
■ロート製薬 <4527>  1,788円  -32 円 (-1.8%)  本日終値
 ロート製薬<4527>が軟調。岩井コスモ証券は20日、同社株のレーティングを「A」から「B+」へ引き下げた。目標株価は1900円(従来2200円)としている。同社は中間決算発表時に17年3月通期の連結営業利益を155億円から131億円(前期比17%減)に下方修正を実施。為替の円高やインバウンド需要の減少、中国景気の減速などが響いた。同証券では、今期業績の下方修正や中国景気動向などを投資判断の引き下げ要因としている。ただ、20年に再生医療製品の上市を目指していることなどは期待材料とみている。

■日立マクセル <6810>  2,040円  -23 円 (-1.1%)  本日終値
 日立マクセル<6810>が3日続落。20日の取引終了後、筆頭株主の日立製作所<6501>が保有する日立マクセル株のうち154万6800株(約28億円分)を日亜化学工業、日本ゼオン<4205>、宇部興産<4208>の3社に市場外の相対取引で売り出すことを発表した。受渡日は26日。売り出し価格は1810円であり、この日の株価は同価格へサヤ寄せする動きとなっている。

■インタートレード <3747>  305円  +80 円 (+35.6%) ストップ高   本日終値
 20日、証券向けシステム開発を手掛けるインタートレード <3747> [東証2]が、尾﨑孝博社長が保有する同社株式をジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証M]へ売却すると発表したことが買い材料視された。尾﨑社長が保有する同社株式60万株(発行済み株式数の8.06%)をJIAに売却する。JIAはフィンテックを駆使した新たな金融サービスの提供などで協業の可能性を視野に入れながら、純投資目的で同社株式を取得するとしている。発表を受けて、JIAの資本参加による業績拡大への期待感から買いが殺到した。

■レッド <3350>  35円  +4 円 (+12.9%)  本日終値
 レッド・プラネット・ジャパン<3350>が後場一段高。この日正午ごろ、音楽ディストリビューション事業を運営する連結子会社ダイキサウンドを売却する方針を決めたと発表しており、ホテル事業への経営資源集中による採算改善への期待から買いが入ったようだ。同社は、レッド・プラネット・ホテルズ・ジャパンによるホテル事業と、ダイキサウンドによる音楽ディストリビューション事業の2つの事業を柱としているが、音楽ディストリビューションがセグメント損失を計上していることから、経営資源をホテル事業に集中させ、同事業の強化を図ることがグループの企業価値向上につながると判断したという。なお、譲渡先や方法、価額などは確定次第速やかに公表するとしている。

■ソリトンシステムズ <3040>  1,269円  +132 円 (+11.6%)  本日終値
 20日、東証がソリトンシステムズ <3040> [JQ]を27日付で東証2部に市場変更すると発表したことが買い材料。知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■パウダーテック <5695>  540円  +38 円 (+7.6%)  本日終値
 20日、パウダーテック <5695> [JQ]が配当修正を発表。17年3月期の期末一括配当を従来計画の12円→16円(前期は15円)に大幅増額修正したことが買い材料視された。今期業績の好調を踏まえ、株主への利益還元を増やす。前日終値ベースの期末配当利回りは3.19%に上昇し、配当取りを狙う買いが向かった。

■山王 <3441>  568円  +25 円 (+4.6%)  本日終値
 20日、山王 <3441> [JQ] が17年7月期の連結最終損益を従来予想の6500万円の黒字→1億4900万円の黒字(前期は5億5500万円の赤字)に2.3倍上方修正したことが買い材料視された。保有する投資有価証券の売却に伴い、売却益8400万円が発生することが最終利益を押し上げる。

■アイビー化粧品 <4918>  8,270円  +250 円 (+3.1%)  本日終値
 アイビー化粧品 <4918> [JQ]が9連騰し、連日で上場来高値を更新した。トランプ相場で出遅れが目立つ内需関連株へ見直し買いが進むなか、同社は「好業績・高配当利回り」銘柄として注目を集めている。同社の17年3月期経常利益は前期比3.2倍の20億円に急拡大し、15期ぶりに過去最高益を更新する見通しだ。新製品の浸透美活液「レッドパワー セラム」が生産が追いつかないほど絶好調であることが収益拡大の背景。来春には大型スキンケア製品の発売も予定している。業績好調に伴い、11月に今期の期末配当を200円→300円に大幅増額修正した。前日終値ベースの期末配当利回りは3.74%と高水準なことも買いに拍車を掛けている。

■ウェルス・マネジメント <3772>  1,310円  +29 円 (+2.3%)  本日終値
 ウェルス・マネジメント<3772>が大幅反発。20日の取引終了後、「ホテルサンルート京都」(京都市下京区)を外部投資家と共同で来年3月1日付で取得すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。外部投資家と私募形式で組成する特別目的会社を通じて取得するとしており、特別目的子会社に対しては同社が最大5億円の優先匿名組合出資をする予定のほか、外部投資家と設立した同社の持ち分法適用会社が10億円の劣後匿名組合出資を行う予定という。なお、同社では物件取得後も、現在のホテル運営会社に引き続き運営を委託する予定。また、子会社のホテルWマネジメント大阪ミナミとの間でマスターリース契約を締結し、同ホテル運営会社にサブリースする予定としている。

●ストップ高銘柄
 デジタルデザイン <4764>  1,100円  +150 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 新華HD <9399>  240円  -80 円 (-25.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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