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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):UACJ、アイシン、日電産

UACJ <日足> 「株探」多機能チャートより
■UACJ <5741>  317円  +5 円 (+1.6%)  本日終値
 UACJ<5741>が高い。同社はアルミ圧延の最大手でアルミ市況の上昇などを背景に水準訂正高が続く。自動車や飲料缶向けの需要拡大に対応してタイや北米で総額550億円の大型設備投資に動いており、発表当初は財務面での負担を懸念され株価は下押したものの、ここにきて将来のアルミ需要を見込んだ前向きな攻めの投資として市場で評価され始めている。市場でも「既存設備の採算改善に伴いフリーキャッシュフローが大幅な赤字に陥る可能性は低い」(業界担当アナリスト)との見方が支配的だ。

■アイシン精機 <7259>  5,260円  +40 円 (+0.8%)  本日終値
 アイシン精機<7259>が年初来高値を更新。11月18日を境に上昇加速局面に突入、きょうまで23営業日で前日比マイナスだった日はわずかに3日に過ぎず上値指向の強さが際立っている。直近はSMBC日興証券が20日付で同社株の投資評価「1」継続で、目標株価を5300円から5800円に引き上げており、これが株高を後押ししている。同証券では為替の円安進行などを背景にアイシン精機の業績予想を増額、17年3月期の営業利益を2000億円から2080億円に、18年3月期は同2100億円を2260億円に修正している。自動変速機(AT)の販売好調で、17年3月期は850万台(前期比15.3%増)と2ケタ成長を予想、18年3月期についても880万台(今期予想比3.5%増)を見込んでいる。

■西尾レントオール <9699>  3,490円  +25 円 (+0.7%)  本日終値
 西尾レントオール<9699>が続伸。岩井コスモ証券が20日付で、投資判断「A」を継続しつつ、目標株価を3250円から4000円へ引き上げたことが好材料視された。2020年の東京五輪開催に向けた建設投資が本格化しつつあることに加えて、首都圏を中心に都市開発も進んでおり、建機などのレンタル需要は一段と拡大が期待できるという。また、同社では数年前から建機などの購入を積極的に進め、その償却負担で利益が減るといった状況が続いていたが、そうした建機などへの設備投資も一段落し、今後は収益改善が進むとしている。同証券では17年9月期営業利益を会社計画の124億3000万円を上回る125億円と見込んでいるほか、18年9月期も同138億円を予想している。

■日本電産 <6594>  10,230円  +70 円 (+0.7%)  本日終値
 20日、日本電産 <6594> が自社株取得枠を従来の300万株(金額で240億円)→500万株(同500億円)に変更すると発表したことが買い材料視された。取得枠拡大による需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は17年1月26日まで。

■ディップ <2379>  2,410円  +10 円 (+0.4%)  本日終値
 ディップ<2379>などの人材情報サービス関連株が買いを集めた。企業の求人需要は一段と高まりをみせており、これは記録的な求人倍率にも反映されている。アルバイトやパートの時給上昇も続いており、直近では求人情報大手のリクルートジョブズ(東京都中央区)が20日にまとめた11月の三大都市圏の募集時平均時給が1002円と前年同月比2.1%上昇、06年調査開始後初めて1000円大台に乗せた。こうした流れが求人サイトを手掛ける銘柄に力強い追い風となっている。

■TBSHD <9401>  1,870円  +2 円 (+0.1%)  本日終値
 TBSホールディングス<9401>がしっかり。20日に放送されたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の最終回の平均世帯視聴率が20.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と20%を超えたことが好材料視された。同ドラマは、海野つなみの同名マンガが原作で、大学院を卒業したものの、無職で彼氏なしの森山みくり(新垣結衣)が、「独身のプロ」を自認する津崎平匡(星野源)の家で家事代行として働き始め、その後、「契約結婚」をするというストーリー。ドラマのエンディングでテーマソングに合わせて出演者が踊る「恋ダンス」も話題となるなど人気化し、初回放送の10.2%(同)から一度も数字を落とすことなく、最終回を迎えた。

■アークランドサカモト <9842>  1,410円  -56 円 (-3.8%)  本日終値
 アークランドサカモト<9842>が続落。20日取引終了後、17年2月期第3四半期累計(2月21日~11月20日)の連結決算を発表し、売上高は781億8700万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は67億9200万円(同0.3%増)だったが、9月21日~11月20日の営業利益は20億1100万円と同6.6%減だったことが嫌気されている。とんかつ専門店「かつや」の店舗数が増加したことで売り上げは拡大したが、天候不順によるホームセンターの苦戦が響いた。通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高1040億円(前期比2.7%増)、営業利益92億5000万円(同5.4%増)、最終利益52億円(同9.2%増)を見込んでいる。

■帝国繊維 <3302>  1,619円  -37 円 (-2.2%)  本日終値
 帝国繊維<3302>が3日続落。20日の取引終了後、16年12月期の連結業績予想について、売上高を290億円から260億円(前期比6.5%減)へ、営業利益を48億円から31億円(同18.8%減)へ、純利益を33億円から22億円(同15.7%減)へ下方修正したことが嫌気されている。売り上げを見込んでいた民間企業向け大口案件が次期へずれ込んだことや、官公庁向け補正予算対応案件が次年度へ繰り越されたことなどが要因としている。

■IHI <7013>  318円  -6 円 (-1.9%)  本日終値
 IHI<7013>が安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は20日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「アンダーウエート」へ引き下げた。目標株価は250円を継続している。「海洋構造物やLNGプラントは、来期の完工・引き渡しに向けた工事終盤局面で業績下振れ懸念が高い」指摘。同証券では17年3月期の連結営業利益を従来予想541億円から448億円(会社予想は380億円)に見直した。18年3月期の同利益は670億円から583億円に修正した。また、直近の株価上昇も見直し要因とされた。

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