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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ゴールドクレ、塩野義、トヨタ紡織

ゴールドクレ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ゴールドクレスト <8871>  2,189円  +50 円 (+2.3%)  11:30現在
 19日、ゴールドクレスト <8871> が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料視された。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、クオカード1000円分を贈呈する。発表を受けて、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■塩野義製薬 <4507>  5,359円  +116 円 (+2.2%)  11:30現在
 18日、塩野義製薬 <4507> が医療用麻薬大手の米Purdue Pharma社と、オピオイド誘発性便秘治療薬「ナルデメシン」の米国販売で戦略的事業提携をすると発表したことが買い材料視された。「ナルデメシン」は同社が創製した末梢性μオピオイド受容体拮抗薬で、単独でグローバルに開発を進めた初めての医薬品。米国における同薬の審査終了日は17年3月23日を目標としている。発表を受けて、医療用麻薬大手との提携による「ナルデメシン」の販売拡大に期待する買いが向かった。

■トヨタ紡織 <3116>  2,759円  +43 円 (+1.6%)  11:30現在
 トヨタ紡織<3116>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が19日付で投資判断「オーバーウエート」を継続しつつ、目標株価を2800円から3100円へ引き上げたことが好材料視されている。同証券では、「新フレームの導入による付加価値向上と想定以上のリストラ断行による成長シナリオ」という見方に変更はないとしているほか、収益向上ペースは国内・海外ともに想定を上回っていると指摘。さらに、1ドル=110円などに前提を見直し、17年3月期営業利益予想を670億円から740億円へ、18年3月期を同740億円から850億円へ、19年3月期を同810億円から950億円へ引き上げている。

■コーナン商事 <7516>  2,287円  +32 円 (+1.4%)  11:30現在
 19日、コーナン商事 <7516> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.58%にあたる20万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月20日から17年2月28日まで。

■久光製薬 <4530>  5,670円  +40 円 (+0.7%)  11:30現在
 久光製薬<4530>が4日続伸。19日の取引終了後、経皮吸収型アレルギー性鼻炎治療剤(開発コード:HP-3060、一般名:エメダスチンフマル酸塩)の製造販売承認申請を行ったと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同剤は、同社のTDDS(経皮薬物送達システム)技術を用いて開発した全身性のテープ剤。会社側では、安定した血中薬物濃度を維持し効果を持続させることで、アレルギー性鼻炎治療剤の新たな選択肢となることを期待しているという。なお、17年度中の承認取得を目指すとしており、業績への貢献が期待されている。

■日医工 <4541>  1,724円  +11 円 (+0.6%)  11:30現在
 19日、日医工 <4541> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.18%にあたる10万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月20日から17年1月6日まで。

■椿本チエイン <6371>  986円  +6 円 (+0.6%)  11:30現在
 椿本チエイン<6371>が反発。19日付で岡三証券がレーティング「強気」継続、目標株価を900円から1100円へ引き上げた。グローバル生産体制の強化や工場再編などに係るコストの増加が業績を圧迫する見込みながら、自動車エンジン用タイミングチェーンの販売数量は増加が続くと指摘。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の197億円(前期215億7000万円)に対して従来予想の205億円から210億円へ、18年3月期は220億円から230億円へ引き上げている。

■東海理化電機製作所 <6995>  2,433円  +11 円 (+0.5%)  11:30現在
 東海理化<6995>が反発。19日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を2300円から2800円へ引き上げた。円安メリットだけでなく成長確度が一段高まっている点を評価。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の280億円(前期346億800万円)に対して従来予想の300億円から315億円へ、18年3月期は310億円から355億円へ引き上げている。

■任天堂 <7974>  24,595円  +55 円 (+0.2%)  11:30現在
 任天堂<7974>が6日ぶりに反発。16日に配信を開始したスマートフォン向けゲーム「スーパーマリオラン」の業績への貢献が限定的との観測から株価は下落していたが、12月12日につけた直近高値3万180円から、前日安値2万4340円までの下落幅が5840円にも達していることから、値ごろ感への意識や自律反発狙いの買いが入っているもよう。また、「スーパーマリオラン」に関する評価が一巡したとみて、来年3月に発売する新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」への期待感も徐々に台頭しているようだ。

■イトーキ <7972>  791円  -51 円 (-6.1%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 イトーキ<7972>が反落。19日の取引終了後、16年12月期の連結業績予想について、売上高を1100億円から1020億円(前期比4.2%減)へ、営業利益を45億円から24億7000万円(同42.6%減)へ、純利益を31億円から18億円(同60.3%減)へそれぞれ下方修正しており、これを嫌気した売りが出ている。オフィス関連事業で新商品の市場投入の遅れが響いたことに加えて、研究設備機器や店舗商業施設で大型設備投資意欲が減退したのを受けて、設備機器関連事業が前年を下回る見込みとなったことが響いたという。

■東芝 <6502>  452円  -11.1 円 (-2.4%)  11:30現在
 19日、東証が東芝 <6502> の「特設注意市場銘柄」への指定を継続すると発表したことが売り材料視された。同社は有価証券報告書への虚偽記載により15年9月15日に特設注意銘柄に指定された。その後も会計処理などに関する問題が確認されるなど、コンプライアンスの徹底や関係会社の管理などにおいて更なる取り組みを必要とする状況が続いていた。今回の措置で直ちに上場廃止になる可能性は低いものの、内部管理体制の問題による特設注意市場銘柄の指定の長期化を懸念する売りが向かった。

■トヨタ自動車 <7203>  7,105円  -39 円 (-0.6%)  11:30現在
 自動車株が安い。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、マツダ<7261>が値を下げている。20日の東京為替市場では午前9時時点で1ドル=117円00銭前後と前日午後5時時点に比べ30銭前後の円高。前日のニューヨーク市場では「ロシアの駐トルコ大使が銃撃され死亡した」との報道が伝わり、リスク回避姿勢の高まりから一時、116円55銭までドル安・円高が進む場面があった。足もとの為替は円高基調となっていることから、輸出関連の自動車セクターには売りが先行している。

●ストップ高銘柄
 高田工業所 <1966>  640円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   11:30現在
 Sケアメッセ <2400>  3,385円  +504 円 (+17.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ヤーマン <6630>  5,420円  +700 円 (+14.8%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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