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【市況】東京株式(前引け)=続伸、海外株高と円安追い風に1万9000円台目前

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前日比208円62銭高の1万8974円09銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は17億1686万株、売買代金概算は2兆2252億2000万円。値上がり銘柄数は988、対して値下がり銘柄数は859、変わらずは144銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、上値追い基調を継続する欧米株市場を引き継いで買い優勢の展開。日経平均は一時1万8983円まで買われ大台替えを目前に捉えている。ECB理事会では資産買い入れ額を減額したものの、量的金融緩和の9カ月間の期間延長を決めたことで市場に買い安心感をもたらしている。外国為替市場では1ドル=114円台前半まで円安が進行していることも追い風となった。きょうはメジャーSQの算出日ということもあって前場の売買代金は2兆2000億円を超えた

 個別では任天堂<7974>が商いを集め大幅高、ファーストリテイリング<9983>も高い。ファナック<6954>も買い優勢となった。富士石油<5017>、石油資源開発<1662>など資源関連株が上昇、コナミホールディングス<9766>も高い。SUMCO<3436>が物色人気、三益半導体工業<8155>、山一電機<6941>など半導体関連の中小型株も値を飛ばした。半面、コマツ<6301>が軟調、三井不動産<8801>も冴えない。テクノスジャパン<3666>、JVCケンウッド<6632>などZMP関連株が大きく下げている。日本アジア投資<8518>、安永<7271>なども安い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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