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【市況】6日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安と3日続落、金融セクターさえない

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

6日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.06ポイント(0.16%)安の3199.65ポイントと小幅ながら3日続落した。約2週ぶりの安値を切り下げている。上海A株指数も下落し、5.38ポイント(0.16%)安の3350.25ポイントで取引を終えた。一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数は1.62ポイント(0.47%)高の348.66ポイント、深センB株指数は3.64ポイント(0.32%)高の1156.79ポイントで終了した。

保険資金の流入が細るとの懸念が浮上。中国保険監督管理委員会は5日、「万能険(ユニバーサル保険)」をはじめとする投資型保険商品に対する監督を強化する方針をあらためて示した。投資型保険の運用先として、A株市場も重要な位置にあるため、資金引き揚げの不安が出ている。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。上海総合指数は昨日までの続落で、約2週ぶりの安値圏に低迷していただけに、値ごろ感が着目され、指数はプラス圏で推移する場面もあった。

業種別では、金融株がさえない。太平洋証券(601099/SH)が2.8%安、北京銀行(601169/SH)が2.5%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.5%安で引けた。不動産株も安い。保利地産(600048/SH)が2.4%下落する。空運株や海運株、発電株、インフラ関連株、エネルギー関連株の一角なども売られた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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