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【市況】米系大手証券、OPEC減産合意と今後の原油価格見通し

 JPモルガン証券は5日付のリポートで、OPEC減産合意と今後の原油価格見通しについて以下のような見解を掲載している。

 11月30日、OPEC(石油輸出国機構)諸国が日量120万バレル減産して3250万バレルにする計画を、非OPEC諸国(ロシア他)が60万バレル減産するという条件付きで合意した。事前予想を超える強い合意となったが、これを受けたブレント価格の上昇は原油需給から正当化される範囲内。

 当社はブレント価格の見通しを本年末54ドル、その後2017年末にかけて徐々に60ドルまで上昇し、 2017年平均価格は57.75ドルという強含みの展開に据え置き、リスクは上方にあるとの見方だ。OPECは、全てのメンバーの支援を得た形でのカルテル、非OPEC諸国による経済的でない原油の供給を支援しない、という役割に加え、非OPECを巻き込んで市場のリバランスを図ろうとする重要なステップを踏んだ。ただし、その実効性はこれから見極める必要がある。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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