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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):メイテック、日写印、スズキ

メイテック <日足> 「株探」多機能チャートより
■メイテック <9744>  3,775円  +225 円 (+6.3%)  本日終値
 メイテック<9744>が急伸。同社はきょう午前11時30分に、中間配当を従来計画比16円50銭増額の68円(前期中間実績は63円)にすると発表。また、期末配当も従来計画比3円増額の71円50銭にする方針を明らかにし、年間では計19円50銭増額の139円50銭(前期実績は144円)となる。また同時に、17年3月期通期の連結業績予想修正を発表。中核事業であるエンジニア派遣事業の稼働率の向上を背景に、売上高予想は従来の905億円から908億円(前期比3.3%増)に、営業利益予想は103億円から107億円(同1.6%減)に引き上げた。加えて、70万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.42%)、21億円を上限とする自社株取得枠も発表。取得期間は11月9日から来年3月24日までとなる。

■ダンロップスポーツ <7825>  1,060円  +53 円 (+5.3%)  本日終値
 7日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が11倍増益で着地・7-9月期は黒字浮上」が好感された。ダンロップスポーツ <7825> が11月7日大引け後(15:00)に決算を発表。16年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比11倍の19.4億円に急拡大し、通期計画の22億円に対する進捗率は88.5%に達し、5年平均の41.5%も上回った。
  ⇒⇒ダンロップスポーツの詳しい業績推移表を見る

■群馬銀行 <8334>  514円  +21 円 (+4.3%)  本日終値
 7日、群馬銀行 <8334> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.12%にあたる500万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月8日から12月15日まで。同時に発表した17年3月期の連結経常利益を従来予想の345億円→350億円に1.4%上方修正したことも支援材料。

■日本写真印刷 <7915>  2,583円  +100 円 (+4.0%)  本日終値
 日本写真印刷<7915>が3日続伸。7日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を1290億円から1200億円(前期比0.2%増)へ、営業利益を70億円から20億円(同81.0%減)へ、最終損益を55億円の黒字から収支均衡(前期68億9800万円の黒字)へ下方修正したが、織り込み済みとの見方が強い。主力のディバイス事業でタブレット端末向け静電容量方式タッチセンサーの需要が低調に推移しており、下期以降も想定を下回る見通しであることが要因。また、為替の円高傾向が今後も継続する見通しであることも響くという。なお、下期の前提為替レートは1ドル=105円としている。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高516億4800万円(前年同期比0.3%増)、営業損益10億3700万円の赤字(前年同期29億3100万円の黒字)、最終損益41億7200万円の赤字(同22億5600万円の黒字)だった。

■スズキ <7269>  3,964円  +133 円 (+3.5%)  本日終値
 スズキ<7269>が続伸、年初来高値を更新した。7日付でみずほ証券が投資判断を「中立」から「買い」へ、目標株価を3200円から4300円へ引き上げた。インド事業は所得の上昇を背景に予想以上に販売台数が伸びているうえ、製品構成も改善、国内や欧州でも製品構成の改善が進んでいるとみられ、インド事業以外が足かせとなるリスクは軽減したと指摘。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の2000億円(前期1953億円)に対して従来予想の1750億円から2080億円へ、18年3月期は1900億円から2230億円へ引き上げている。

■第一興商 <7458>  4,550円  +100 円 (+2.3%)  本日終値
 7日、第一興商 <7458> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.35%にあたる20万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月8日から1月31日まで。同時に決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比6.7%減の100億円に減ったが、従来予想の90億円を上回ったことも支援材料となった。

■鳥貴族 <3193>  2,659円  +47 円 (+1.8%)  本日終値
 鳥貴族<3193>が続伸。7日の取引終了後に発表した10月度の月次報告で、既存店売上高が前年同月比1.2%増となり、5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。日曜日が前年同月よりも1日多かった一方、金曜日が1日少なかったことが0.7ポイント程度マイナスに働いているが、引き続き客数が2.0%増と伸長したことが寄与した。

■すかいらーく <3197>  1,494円  +24 円 (+1.6%)  本日終値
 すかいらーく<3197>が続伸。同社は7日の取引終了後、10月度の月次売上高を発表、グループ合計の既存店売上高は、前年同月比3.3%増となった。前同月と比較して休日の日数が1日多かったことに加え、天候にも恵まれたこともプラスに働いている。

■パイロット <7846>  4,600円  +70 円 (+1.6%)  本日終値
 パイロットコーポレーション<7846>が続伸。7日の取引終了後、16年12月期の連結業績予想について、営業利益を155億円から190億円(前期比1.6%減)へ、純利益を100億円から120億円(同0.1%減)へ上方修正したことが好感されている。為替の影響はあるものの、主力の筆記具販売が好調なほか、海外市場での販売も順調で、売上高は従来予想の1000億円(同0.8%増)を確保できる見通し。これに加えて、国内外で利益率の高い自社製品の販売が好調なことや、それに伴う生産数の増加や生産効率の改善によるコストダウンなどが寄与し減益幅が縮小するとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高725億8100万円(前年同期比0.8%減)、営業利益158億8700万円(同10.4%増)、純利益102億6500万円(同11.9%増)だった。

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