市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウは371ドル高、FBIによる捜査終結を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

7日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は371.32ドル高の18259.60、ナスダックは119.80ポイント高の5166.17で取引を終了した。昨日、クリントン氏の私用メール問題に関して追加調査を行っていた連邦捜査局(FBI)が、同氏の訴追を求めないと表明したことから大統領選の先行き不透明感が後退し、アジア・欧州株がほぼ全面高となった流れを受け、買いが先行。原油相場の上昇も好感され、終日堅調推移となった。ダウは370ドルを超す上昇となった。セクター別では全面高となり、運輸や半導体・半導体製造装置の上昇が目立った。

原油相場の上昇を受けてサウスウエスタン・エナジー(SWN)やチェサピーク・エナジー(CHK)などエネルギー関連会社が堅調推移。医薬品のバイオジェン・アイデック(BIIB)はアイオニス・ファーマシューティカルズと共同開発している脊髄性筋萎縮症治療薬が臨床実験で効果を示したと報じられ、上昇。クリントン氏が大統領選で勝利するとの見方が優勢となり、JPモルガン(JPM)やゴールドマンサックス(GS)などの金融各社も買われた。ソフトウェアのオラクル(ORCL)は,7月に発表した同業のネットスイート(N)に対する買収で、TOB(株式公開買い付け)成立に必要な株式を確保したことが明らかとなり、上昇した。

明日に大統領選を控えて、著名投資家のデビッド・テッパー氏はクリントン氏の支持を表明した。一方、上下院選については民主党の政権運営をチェックする目的から、共和党候補に投票するとの考えを示した。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均