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【市況】明日の株式相場見通し=米大統領選目前で買い手控え、原油価格下落も足かせ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(8日)の東京株式市場は、米大統領選の投開票を目前にして、売り買いともに手控え姿勢が強まりそうだ。日経平均株価はきょうの大幅反発の反動もあり軟調推移と予想される。

 FBI(米連邦捜査局)が、私用メール問題で再捜査していた民主党のクリントン大統領候補の訴追を求めない方針と伝えられ、大統領選を巡る不透明感が後退したことで、円安・ドル高が進行し、日経平均株価は大幅反発した。

 ただ、市場関係者からは「米原油先物市場の指標油種のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)の12月物の価格が一時、1バレル=44ドル台と約1カ月半ぶりの安値水準となった。原油価格低迷に伴う不透明感が、株式相場の足かせとなる懸念もある」との見方が出ていた。

 7日の東京株式市場は、前週後半のリスク回避ムードから、一転買い戻しの動きが強まった。外国為替市場での円安基調などが買い材料視された。日経平均株価終値は、前週末比271円85銭高の1万7177円21銭と3日ぶり急反発した。

 日程面では、9月の景気動向指数に注目。海外では、米大統領選投開票、石油輸出国機構(OPEC)世界石油見通し、EU財務相理事会、中国10月の貿易統計が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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