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【材料】カンロ---2016年12月期は利益急回復を見込む。中期経営計画も発表。

カンロ <日足> 「株探」多機能チャートより

カンロ<2216>は、キャンディーを中心とした菓子製造を展開。「カンロ飴」は半世紀以上のロングセラー。「ピュレグミ」で大人の女性向けグミの市場開拓に成功。市場が継続的に成長するグミをけん引役に「キャンディーNo.1企業」を目指す。

2016年12月期は売上高が前期比3.6%増の204.00億円、営業利益が同109.9%増の7.00億円、純利益が同291.3%増の3.40億円を計画。11月4日に発表した第3四半期決算は売上高が前年同期比1.3%増の142.58億円、営業利益が2.37億円(前年同期が1.24億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が1.22億円(同2.42億円の損失)で着地。「金のミルクキャンディー」シリーズの売上高が伸長。高利益率の主力ブランド商品の売上増加や製造現場での原価率削減策が利益面にも寄与し、各利益における黒字転換を達成した。

同社は今年8月に、1)売上拡大戦略、2)経営基盤の強化を両輪とする中期経営方針「New KANRO2021」を策定。グミは既存ブランドを育成しつつ、新しいグミを開発し売上倍増を狙う。キャンディーは主力品育成と新製品開発で売上拡大を狙う。グミ製造ラインの新設やその他の設備を含めて5年間で約60億円の設備投資を計画。2021年に売上高260億円、経常利益26億円の達成が目標。ROE10%以上、年間配当12円以上を目指す。

《TN》

 提供:フィスコ

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