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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):オムロン、日立物流、野村

オムロン <日足> 「株探」多機能チャートより
■オムロン <6645>  4,060円  +240 円 (+6.3%)  本日終値
 オムロン<6645>が4日続伸し、年初来高値を更新。27日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を8200億円から7650億円(前期比8.2%減)へ、営業利益を630億円から550億円(同11.7%減)へ、最終利益を475億円から400億円(同15.4%減)へ下方修正したが、前提為替レートの見直しが主な要因であり、足もとの円安で修正値の上振れを期待した買いが入っている。下方修正は、下期の前提為替レートを1ドル=100円、1ユーロ=110円へ変更したことが要因という。ただ、会社既存5事業(制御機器、電子部品、車載、社会システム、ヘルスケア)は現地通貨ベースでは従来計画通りを見込むとしており、為替次第では修正値の上振れも期待されている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高3715億9200万円(前年同期比10.1%減)、営業利益258億9100万円(同21.5%減)、最終利益158億4900万円(同35.2%減)だった。

■コーテクHD <3635>  2,032円  +116 円 (+6.1%)  本日終値
 27日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は37%増益」が好感された。
 コーエーテクモホールディングス <3635> が10月27日大引け後(17:00)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比13.2%減の49億円に減り、通期計画の160億円に対する進捗率は30.7%となり、5年平均の28.5%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒コーテクHDの詳しい業績推移表を見る

■日立物流 <9086>  2,189円  +119 円 (+5.8%)  本日終値
 日立物流 <9086> が大幅高で年初来高値を更新。27日、同社は決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結営業利益は前年同期比11.5%増の145億円に伸び、従来の0.1%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料視された。円高の影響や中国・アジアの荷動き軟調で国際物流が減収となったものの、国内外3PL案件の生産性向上などでこれを補い、一転増益を達成した。併せて、通期の同利益を従来予想の280億円→285億円に1.8%上方修正した。

■クスリのアオキ <3398>  5,350円  +290 円 (+5.7%)  本日終値
 27日、クスリのアオキ <3398> が月次営業速報を発表。10月の既存店売上高が前年同月比8.5%増と19ヵ月連続で前年実績を上回ったことが買い材料視された。既存店の客数は同6.6%増、客単価は同1.8%増とともに伸び、売上高と客数の伸び率は今期に入って最高となる。なお、全店売上高はドラッグストア9店舗、調剤薬局4店を開設した効果で前年同月比23.2%増に拡大した。同社は地域密着型の集中出店で成長を続けている。

■太平洋工業 <7250>  1,283円  +68 円 (+5.6%)  本日終値
 27日に決算を発表。「今期経常を9%上方修正」が好感された。
 太平洋工業 <7250> が10月27日大引け後(15:40)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比0.7%減の40.3億円となった。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の80億円→87億円(前期は90.1億円)に8.8%上方修正し、減益率が11.2%減→3.5%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒太平洋工業の詳しい業績推移表を見る

■エイチ・アイ・エス <9603>  2,924円  +152 円 (+5.5%)  本日終値
 エイチ・アイ・エス<9603>が急反発。午前11時15分ごろ、創業者の澤田秀雄会長が11月1日付で社長に復帰(会長兼社長)すると発表しており、創業者のリーダーシップによる「攻めのガバナンス」を打ち出したことが好感されている。また、あわせてホテル事業の中核を担う100%子会社HISホテルホールディングスの設立と、「M&A本部」の設置も発表しており、業績拡大への期待も強まっている。

■野村ホールディングス <8604>  527.1円  +25.8 円 (+5.2%)  本日終値
 27日に決算を発表。「上期税引き前が15%増益で着地・7-9月期も4.1倍増益」が好感された。
 野村ホールディングス <8604> が10月27日大引け後(15:00)に決算(米国会計基準)を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比14.8%増の1445億円に伸びた。
  ⇒⇒野村ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■オリックス <8591>  1,686円  +66.5 円 (+4.1%)  本日終値
 オリックス<8591>が4連騰。ドイツ証券が27日付のリポートで、目標株価1900円を継続し、レーティングを「ホールド」から「バイ」へ引き上げたことが好感されている。同証券では、株価が目標株価を27%下回っていることや、2008年以来となる自己株式取得の再開を通じてEPSの成長やエクイティストーリーを作れるようになったと評価。また、17年3月期営業利益予想を3020億円から3240億円へ引き上げた。

■アイチコーポレーション <6345>  827円  +31 円 (+3.9%)  本日終値
 アイチコーポレーション<6345>が急伸。27日取引終了後、17年3月期の連結業績予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は600億円から620億円(前期比8.6%増)へ見直したほか、営業利益は69億円から75億円(同18.7%増)へ、最終利益は49億円から50億円(同8.7%増)へ修正した。高所作業車など特装車の需要が電力や鉄道業界向けなどに好調で、業績は堅調に推移している。

■日立ハイテクノロジーズ <8036>  4,330円  +160 円 (+3.8%)  本日終値
 27日、日立ハイテクノロジーズ <8036> が17年3月期の連結税引き前利益を従来予想の400億円→460億円に15.0%上方修正。減益率が17.6%減→5.3%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。利益率の高い医用分析装置や半導体製造装置(測長SEM)の販売が想定より伸びることが寄与。

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