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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):日立マクセル、東応化、カプコン

日立マクセル <日足> 「株探」多機能チャートより
■日立マクセル <6810>  1,922円  +280 円 (+17.1%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 日立マクセル<6810>が急伸。同社は27日取引終了後に、17年3月期第2四半期累計(4~9月)決算を発表。営業利益は29億1500万円(前年同期比20.3%減)となり、従来計画の22億円から上振れ着地した。売上高は659億9500万円(同16.0%減)で、従来計画の690億円には届かなかった。熊本地震の影響によるプロジェクターの生産不足から減収を余儀なくされたが、成長分野製品の増収効果やコンシューマー製品のプロダクトミックス改善効果などが利益を押し上げた。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■東京応化工業 <4186>  3,795円  +455 円 (+13.6%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 東京応化工業<4186>が大幅高。同社は27日取引終了後に、17年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益見通しは従来の77億円から94億円(前期比24.4%減)に引き上げた。売上高予想も871億円から873億円(同3.0%減)に増額修正。エレクトロニクス機能材料のプロダクトミックスが改善した効果などが業績を押し上げる。

■カプコン <9697>  2,677円  +300 円 (+12.6%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 28日午前、カプコン <9697> がニンテンドー3DS向けゲーム「モンスターハンターダブルクロス」を17年3月18日に発売すると正式発表したことが買い材料視された。「モンスターハンターダブルクロス」は雄大な自然の中で巨大なモンスターに立ち向かうハンティングアクションゲームで、330万本を販売した前作「モンスターハンタークロス」を進化させたタイトル。「モンハン現象」と呼ばれる社会現象も巻き起こした大ヒットシリーズ最新作の発売日決定を受けて、人気化による収益貢献に期待する買いが殺到した。

■フタバ産業 <7241>  604円  +54 円 (+9.8%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 27日、フタバ <7241> が決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常損益は13.5億円の黒字(前年同期は28.8億円の赤字)に浮上し、従来予想の6億円の黒字を上回って着地したことが買い材料視された。円高が響き減収となったものの、トヨタ自動車の北米販売好調を背景に、北米向け自動車部品が伸びたことが寄与。生産効率化や原価低減による採算改善も利益上振れに貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の20億円→24億円に20.0%上方修正した。併せて、インドに自動車部品の製造子会社を設立すると発表している。

■インフォコム <4348>  1,605円  +141 円 (+9.6%)  本日終値
 27日に業績修正を発表。「上期経常を30%上方修正・15期ぶり最高益更新へ」が好感された。
 インフォコム <4348> [JQ] が10月27日大引け後(16:00)に業績修正を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の12.5億円→16.2億円(前年同期は12.4億円)に29.6%上方修正し、増益率が0.2%増→29.8%増に拡大し、15期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
  ⇒⇒インフォコムの詳しい業績推移表を見る

■大阪製鐵 <5449>  1,976円  +161 円 (+8.9%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 大阪製鐵 <5449> が高い。27日、旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが関東財務局に提出した大量保有報告書により、同社の発行済み株式の5.00%(211万6100株)を取得したことが判明したことが買い材料視された。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」としており、同社株取得による株主還元強化などへの思惑買いが向かった。

■ゴールドクレスト <8871>  1,888円  +152 円 (+8.8%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 27日、ゴールドクレスト <8871> が決算を発表。17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比97.5%増の52億円に拡大して着地したことが買い材料視された。都心部を中心に高単価のマンションの販売が大きく伸び、43.0%の大幅増収を達成したことが寄与。通期計画の90億円に対する進捗率は57.8%に達し、5年平均の37.7%も上回った。

■カワチ薬品 <2664>  2,715円  +189 円 (+7.5%)  本日終値
 27日に決算を発表。「上期経常が31%増益で着地・7-9月期も28%増益」が好感された。
 カワチ薬品 <2664> が10月27日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比31.0%増の38.4億円に拡大し、通期計画の66億円に対する進捗率は58.3%に達し、5年平均の55.1%も上回った。
  ⇒⇒カワチ薬品の詳しい業績推移表を見る

■ダイダン <1980>  894円  +60 円 (+7.2%)  本日終値
 27日に業績修正を発表。「上期経常を一転15%増益に上方修正」が好感された。
 ダイダン <1980> が10月27日大引け後(15:10)に業績修正を発表。17年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の23億円→29.1億円(前年同期は25.3億円)に26.5%上方修正し、一転して14.8%増益見通しとなった。
  ⇒⇒ダイダンの詳しい業績推移表を見る

■ストライク <6196>  13,230円  +830 円 (+6.7%)  本日終値
 ストライク<6196>が3連騰。中小企業を対象とするM&A仲介事業を展開。中小企業の経営者の高齢化が進む一方、後継者不在の企業は多く、事業継承に向けたM&Aの需要は膨らんでいる。16年8月期の連結営業利益は前の期比46%増の7億9600万円と大幅増益となり、12月には1株を3株とする株式分割を予定。足もとでは分割前の権利取りの動きも流入している様子だ。

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