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【市況】日経平均は続伸、良好な外部環境や決算が押し上げ/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は続伸。24日の米国市場では企業決算やM&A(合併・買収)の動きなどが好感され、NYダウは77ドル高となった。円相場も1ドル=104円台まで円安に振れ、良好な外部環境を背景に日経平均は64円高からスタートした。日本でも決算発表が本格化するなか、注目された日本電産<6594>がおおむね好評価だったことも材料視され、日経平均は寄り付きを安値に上げ幅を広げる展開となった。後場には一時17381.80円(前日比147.38円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比130.83円高の17365.25円となった。東証1部の売買高は17億6222万株、売買代金は2兆1160億円だった。業種別では、その他製品、輸送用機器、その他金融業が上昇率上位だった。一方、鉱業、鉄鋼、海運業が下落率上位だった。

個別では、任天堂<7974>が3%近く上昇したほか、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などが堅調。ソフトバンクグ<9984>やソニー<6758>は小高い。前述した日本電産や三菱自<7211>は6%超の大幅上昇となった。為替の円安推移が好感されてマツダ<7261>やホンダ<7267>といった自動車株も買われた。また、日鋳鉄管<5612>、コア<2359>、日理化<4406>などが東証1部上昇率上位となった。一方、JT<2914>や武田薬<4502>が小安い。また、通期業績予想を下方修正したIHI<7013>や上期決算を発表したエムスリー<2413>が急落し、田淵電<6624>、タカラレーベン<8897>などとともに東証1部下落率上位に並んだ。なお、本日は東証1部にJR九州<9142>が新規上場し、公開価格2600円を19%上回る3100円で初値を付けた。その後は軟化する場面もあったが、売りが一巡するとやや値を戻して初日の取引を終えた。
《HK》

 提供:フィスコ

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