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2016年10月19日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

メタップス <日足> 「株探」多機能チャートより

■メタップス <6172>  2,064円 (+400円、+24.0%) ストップ高

 メタップス <6172> がストップ高。同社は人工知能を活用したビッグデータ解析やアプリ収益化支援ビジネスなどに強みを持つ。アプリ収益化プラットフォーム事業が売り上げに貢献したほか、新規事業である決済プラットフォーム「SPIKE」の立ち上がりが好調で、17日取引終了後に発表した16年8月期の売上高は88億8600万円と前の期比2.2倍に急拡大した、営業損益は3億1000万円の赤字(前の期3億2000万円の赤字)だったが、17年8月期については売上高が前期比倍増の180億円、営業利益も7億円の黒字転換を見込んでおり、これを評価する買いが集中する格好となった。

■エヌジェイ <9421>  2,070円 (+400円、+24.0%) ストップ高

 エヌジェイホールディングス(NJHD) <9421> [JQ]が17日に続いてストップ高。スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> 傘下のスクウェア・エニックスが17日、スマートフォン向け新作ゲーム「スターオーシャン:アナムネシス」を発表したが、NJHD子会社のトライエースが同ゲームの開発を担当していることから、物色人気が高まったようだ。「スターオーシャン」シリーズは、第1作が1996年にスーパーファミコン用に発売された人気ゲームシリーズ。スマホ向け新作の「アナムネシス」については詳細は未発表ながら、公式サイトによると10月20日に追加情報を公開するようだ。

■M&Aキャピ <6080>  2,353円 (+204円、+9.5%)

 東証1部の上昇率2位。M&Aキャピタルパートナーズ <6080> が4日続伸。同社は独立系M&A の仲介会社。競合する日本M&Aセンター <2127> は17日に業績の増額修正を発表したほか、ストライク <6196> [東証M]も株価は一時1万円台に乗せ年初来高値を更新するなど人気化した(ストライクは乱高下の結果、400円安の終値9810円)。同社株にはM&A仲介3社のなか出遅れ感からの買いが流入した様子だ。中小企業向けM&A仲介業は、経営者の高齢化が進むなか、成約件数が増えており業績も拡大基調にある。

■日本M&Aセンター <2127>  3,355円 (+235円、+7.5%)

 東証1部の上昇率5位。17日、日本M&Aセンター <2127> が17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の37億円→55.8億円に50.8%上方修正。増益率が0.8%増→52.0%増に拡大し、従来の6期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。事業承継案件を中心に中小企業のM&A需要が拡大する中、M&A案件の成約数が大きく伸びたことが収益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の80億円(前期は71.1億円)を据え置いた。

■大東建託 <1878>  17,110円 (+930円、+5.8%)

 東証1部の上昇率8位。17日、17年3月期の連結経常利益を従来予想の1110億円→1220億円に9.9%上方修正。増益率が5.2%増→15.6%増に拡大し、従来の9期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが好感された。今期の年間配当を従来計画の477円→526円(前期は432円)に増額修正したことも支援材料。

■大建工業 <7905>  2,092円 (+112円、+5.7%)

 東証1部の上昇率9位。大建工業 <7905> が3日続伸し年初来高値を更新した。17日、同社が17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の30億円→40億円に33.3%上方修正し、増益率が22.0%増→62.6%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。主力の住宅関連資材の販売が堅調に推移する中、エコ事業における原材料や燃料費が想定を下回ったことが利益上振れの要因となった。なお、通期の経常利益は従来予想の63億円(前期は52.8億円)を据え置いた。

■日本ユニシス <8056>  1,265円 (+55円、+4.6%)

 日本ユニシス <8056> が急動意。情報システムの構築・運用業務を一括して請け負うシステムインテグレーターの大手でクラウド事業に傾注、金融業界向けなどでシステム構築案件を取り込んでいる。株価は10月6日以降急速に下値を探る展開となっていたが、市場では「悪材料に反応したものではなく、機関投資家のポジション調整に伴う玉外しで需給要因で下げた印象が強い。PERや配当利回り面から時価は見直し余地があり、18日の上昇は別のファンド系資金の安値拾いの動きが反映されたのではないか」(国内ネット証券)と指摘されていた。

■神戸物産 <3038>  3,490円 (+135円、+4.0%)

 神戸物産 <3038> が6連騰。食材販売の「業務スーパー」を展開、新規出店に積極的で売上高の拡大基調が続いている。発行株数3400万株強で浮動株比率も低く、株価の値動きはボラティリティに富んでおり、個人投資家を中心とした短期資金の追随買いを誘いやすい銘柄。市場では「ここにきて、安さを武器にデフレマインドを味方につける銘柄に物色の矛先が向いており、同社株もそのテーマで投機資金が再攻勢をかけたようだ。また、10月決算企業であり、“行きがけの駄賃”として、駆け込みで40円配当を取りに行く動きや、自社グループ製品を贈答する株主優待にも注目が集まっている」(準大手証券ストラテジスト)と指摘する声があった。

■ファンコミ <2461>  797円 (+27円、+3.5%)

 ファンコミュニケーションズ <2461> が続伸。17日の取引終了後に発表した9月度の月次業績速報で、連結ベースの売上高が前年同月比4.9%増となり、4ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。アフィリエイト広告サービスのCPA型アドネットワーク事業や自社媒体事業・その他事業が2ケタ伸長したことが寄与した。また、CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業は引き続き前年実績を下回ったが、マイナス幅が縮小しており、これもプラス評価されたようだ。

■サイゼリヤ <7581>  2,783円 (+92円、+3.4%)

 サイゼリヤ <7581> が3日続伸。17日でみずほ証券が投資判断「買い」を継続、目標株価を3100円から3300円に引き上げた。円高に伴う国内原価率の低下を主因に17年8月期は通期連結営業利益で会社側計画の93億円(前期90億600万円)に対して従来予想の92億円から98億円へ、18年8月期を101億円から104億円へ引き上げている。

■不動テトラ <1813>  184円 (+5円、+2.8%)

 不動テトラ <1813> が続伸、年初来高値を更新した。地盤改良工事では地盤沈下対策や液状化対策などで案件を確保、豊富な手持ち工事が収益を中期的に牽引する。一方、土木工事は新東名高速道路や震災復興に絡むトンネルや橋梁工事が寄与している。また、安倍政権が打ち出した事業規模28兆円に及ぶ新経済対策では「21世紀型のインフラ整備」分野に10兆7000億円の予算が計上されている。そのなか、訪日客拡大に向けた大型クルーズ船受け入れのための港湾整備などが掲げられているほか、港湾の国際競争力強化を目的とした“国際戦略港湾”が 海洋土木関連株に大きなビジネスチャンスをもたらしており、海洋土木分野も得意とする同社の収益環境には追い風が強い。

■五洋建設 <1893>  617円 (+16円、+2.7%)

 五洋建設 <1893> が反発。 海洋土木のトップ企業で、今後豊富な手持ち工事を消化していく過程での収益拡大が期待されている。世界で就航するコンテナ船やバラ積み船は輸送コストをスケールメリットによって低減させるべく大型化が進んでいる。しかし、日本の港湾は水深が浅く、現状は大型化された船の寄港に対応できていない。そうした事情から、国内ではコンテナ港の大型工事の案件が継続的に見込まれ、同社の活躍余地が広がっていく。海外ではアジアで高実績を持ち、シンガポールでは地下鉄や空港整備などの工事や病院向けの大型建築、香港国際空港の滑走路の地盤改良工事やベトナム向け航路浚渫工事など大型工事受注で実力をいかんなく発揮している。17年3月期営業利益は前期比4.3%増の215億円を計画しているが保守的で、市場関係者の間では225億~235億円程度への上振れ余地が指摘されている。

■ラクス <3923>  1,495円 (+38円、+2.6%)

 ラクス <3923> [東証M]が新値追い。同社は17日取引終了後、ITソリューション事業などを手掛けるアール・アンド・エー・シー(R&AC、東京都千代田区)と資本・業務提携契約を21日に締結すると発表し、これが好感された。今回の提携は、ラクスが提供している販売管理システム「働くDB」、WEB帳票発行システム「楽楽明細」、経費計算システム「楽楽精算」と、R&ACの入金回収業務特化型ソリューションパッケージシステム「Victory-ONE」を組み合わせて顧客に提案できるようにするのが狙い。これにより、販売管理から請求、入金消し込み、経費精算まで一気通貫で処理するフィンテックサービスとして大幅な業務効率化が可能となる。また、R&ACの第三者割当増資を引き受け、発行済み株式数の14.49%を4000万円で取得するとしている。なお、今回の提携による業績への影響は軽微としている。

■持田製薬 <4534>  8,360円 (+210円、+2.6%)

 持田製薬 <4534> が続伸。同社は17日の取引終了後、17年3月期の第2四半期累計(4-9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を445億円から460億円(前年同期比1.4%増)へ、営業利益を45億円から68億円(同3.7%減)へ、純利益を33億円から52億円(同8.0%増)へ上方修正、これを好感した。医薬品関連事業が計画を上回り好調だったことが要因。

■三井不動産 <8801>  2,168.5円 (+44円、+2.1%)

 三井不動産 <8801> や三菱地所 <8802> 、住友不動産 <8830> ばど不動産株が堅調。不動産経済研究所が17日発表した首都圏のマンション市場の動向は9月の発売戸数が前年同月に比べ40.9%増と10ヵ月ぶりに増加した。また、月間契約率も72.0%と好調ラインの70%を上回った。ここマンション販売の不調が不安視されていただけに、18日は懸念材料の後退を受け下値には買いが流入した様子だ。

■コナミホールディングス <9766>  4,060円 (+70円、+1.8%)

 コナミホールディングス <9766> が3日ぶりに反発。東海東京調査センターが17日付で投資判断を新規に「アウトパフォーム」とし、目標株価を4800円に設定したことが好材料視された。同センターでは、自社の保有する有力IP(知的財産)をいち早くスマホゲームに展開し、収益の拡大局面にあると評価。17年3月期は、スマホ向け分野で「実況パワフルプロ野球」など野球ゲームが牽引しているが、下期から人気タイトル「遊戯王」の投入(早ければ11月配信開始と予想)が貢献するとみており、17年3月期税前利益は前期比73%増と会社計画(同1%増)を大幅に上振れると予想している。さらに、同社は海外カジノやパチンコ・パチスロ、業務用ゲームで長年培ったノウハウを生かし、国内カジノ市場に参入できる数少ない企業の1社であることから、 カジノを含む統合リゾート(IR)の実現に向けたIR推進法案の成立期待もアップサイドリスクとして挙げている。

■村田製作所 <6981>  14,450円 (+220円、+1.6%)

 村田製作所 <6981> が続伸。セラミックコンデンサーで世界トップシェアを誇るなど電子部品メーカーとして世界屈指、スマートフォン向けでは米アップルの有力サプライヤーとして存在感を示す。ここ韓国サムスン電子の新型スマホ「ギャラクシーノート7」が発火事故に伴い生産を停止していることで、アップルの「iPhone」のシェアが相対的に向上するとの思惑が村田製にとってもポジティブ材料として受け止められている。直近18日付で米運用会社のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーが、既に10%超保有する同社株式を純投資目的で買い増したことが判明、これが株価の刺激材料となった。

■HUG <3676>  1,983円 (+25円、+1.3%)

 ハーツユナイテッドグループ <3676> が反発。18日午前11時ごろ、同社とZMP(東京都文京区)の合弁会社ZEGが、海外初となる北米での自動車の走行テストを実施したと発表しており、これを好感した買いが入った。ZEGは、自動運転技術の進展とそれに伴うソフトウエアの高度化、複雑化を見据え、昨年1月に設立した企業。自動車の走行テストを通じたデータ収集などのサービスを行っている。今回の北米における走行案件では、HUG傘下のデジタルハーツ米子会社を通じて、さまざまなユーザーを想定した走行テストを実施したという。

■大阪ガス <9532>  434.8円 (+5.3円、+1.2%)

 大阪ガス <9532> が4日続伸。同社は17日の取引終了後、17年3月期の第2四半期累計(4-9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を5330億円から5320億円(前年同期比17.1%減)へ、営業利益を380億円から495億円(同47.4%減)へ、純利益を255億円から330億円(同50.0%減)へ修正した。円高進展によるLNG価格の下落により原料費が減少したことや、費用執行の下期への時期ずれが発生したことなどが利益を押し上げた。

※18日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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