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【市況】明日の株式相場見通し=外部要因見極めで手控え、1万7000円突破には材料不足

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(19日)の東京株式市場は、中国7~9月期のGDP発表や、第3回目の米大統領候補のテレビ討論会(日本時間20日午前)を見極めたいとの姿勢から、買い手控えムードが強まりそうだ。日経平均株価はきょうまで3日続伸で、心理的フシ目の1万7000円に肉薄してきたこともあり。目先的な達成感から利益確定の売りが優勢となりそうだ。

 市場関係者からは「中国・人民元の基準値が前日に比べて元高・ドル安となり、中国の通貨安懸念が後退したとの見方から、対ドルでも円安が進行し、これが日経平均株価を支えるかたちとなった。来週から本格化する17年3月期第2四半期累計決算の発表を前に、業績修正が相次いでいるが、株価の反応はやや鈍いようだ」との見方が出ていた。

 18日の東京株式市場は、前日の欧米株安や原油安などを受け朝方は売りが先行したものの、その後は円安進行を支援材料に切り返し、日経平均株価は後場プラス圏で水準を切り上げた。日経平均株価終値は、前日比63円49銭高の1万6963円61銭と3日続伸した。

 日程面では、8月の全産業活動指数、9月の訪日外国人客数、17日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米大統領候補の第3回テレビ討論会、中国7~9月期のGDP、中国9月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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