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【市況】18日の中国本土市場概況:上海総合1.4%高と反発、インフラ関連に買い

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

18日の中国本土市場は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比42.71ポイント(1.40%)高の3083.88ポイントと反発した。約1カ月ぶりの高値水準を回復する。上海A株指数も上昇し、44.58ポイント(1.40%)高の3228.73ポイントで引けた。外貨建てB株相場も反発。上海B株指数は8.55ポイント(2.55%)高の344.24ポイント、深センB株指数は14.37ポイント(1.24%)高の1170.92ポイントで終了した。

売り先行後に上昇する展開。元安進行の警戒感がひとまず薄らいだ。中国人民銀行(中央銀行)が朝方、人民元の対米ドル基準値を元高方向に設定したことが好感されている。前日に急落したB株相場がプラスで寄り付き、上げ幅を広げたことも買い安心感を誘った。

業種別では、インフラ関連株の上げが目立つ。鉄道建設の中国中鉄(601390/SH)が8.7%高、交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)が7.4%高と急伸している。各種インフラ投資の期待が改めて強まった。現地メディアは18日、国慶節連休後に国家発展改革委員会は約2000億人民元の投資プロジェクトを許可したと報じている。

証券株も買い進まれる流れ。華泰証券(601688/SH)が3.7%上昇した。深セン・香港株式市場の相互取引が11月にも開始されると見込まれるなか、市場の活性化が改めて意識されている。銀行株や不動産株、資源・素材株、消費関連株、自動車株、ITハイテク関連株も物色された。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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