【特集】SDエンター Research Memo(9):公約配当性向30%を公表
SDエンター <日足> 「株探」多機能チャートより
■株主還元
SDエンターテイメント<4650>の株主還元策は、配当金を基本としつつ、消費者向け事業を行っている点を生かして、株主優待を組み合わせたものとなっている。配当金の額については、公約配当性向30%を公表している。
2017年3月期については、1株当たり利益19.59円と公約配当性向30%から求めた5.84円の配当予想を公表している。同社は公約配当性向を忠実に順守するスタンスであるため、利益の増減によって配当も変動する可能性が高い。
同社の株主優待制度は、最低取引単位である100株の保有から権利が得られるほか、権利確定を年2回(3月末、9月末)としており、より株主優待を得られやすいよう工夫されている。内容も、従来からの施設利用券にRIZAPグループの商品が加えられて、選択肢の幅が広がっている。配当金と合わせた実質的株主還元のバリューはかなり高いと言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
《HN》
提供:フィスコ