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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):大日印、ABCマート、シンクロ

大日印 <日足> 「株探」多機能チャートより
■大日本印刷 <7912>  1,012円  +1 円 (+0.1%)  本日終値
 大日本印刷<7912>は堅調。同社はこの日、東京医科歯科大学歯学部附属病院の和泉雄一教授の監修のもと、“歯ぐきの健康 警戒レベル”検査サービス「DNPお口健康ナビ」を開始することを発表した。このサービスは、検査キットのチューブで採取した唾液とアンケート記入票を郵送するだけで、“歯ぐきの健康 警戒レベル”の検査結果のレポートと口腔ケアのガイドブックが自宅に届く郵送型検査サービス。第1弾として、ハルメクのカタログ通販「ハルメク 健康と暮らし」で10月10日に販売を開始する。

■エービーシー・マート <2670>  6,500円  -430 円 (-6.2%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 エービーシー・マート<2670>が続急落。同社は5日取引終了後、17年2月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を2430億円から2405億円(前期比1.0%増)へ、営業利益を427億円から420億6000万円(同1.3%増)へ、最終利益を284億9000万円から278億8000万円(同6.7%増)へそれぞれ下方修正しており、これを嫌気する売りが優勢となっている。インバウンド需要の反動などが収益に影響し、会社側の従来見通しを引き下げた。

■シンクロ・フード <3963>  3,480円  +500 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値
 シンクロ・フード<3963>がストップ高、同社は飲食店の開業支援などを手掛ける直近IPO銘柄で、公開価格を4割上回る水準で初値をつけた後は調整していたが、前日に上場5日目にして急反騰に転じ、きょうは買い人気が加速した格好となっている。市場では「これまで任天堂<7974>に流れていた個人の短期資金が直近IPO銘柄に乗り換える動きをみせている。東証1部が戻りに転じるなか投資家心理が改善。ただし、短期筋はより値動きの大きい新興市場の銘柄に関心が高い。足もとはチェンジ<3962>などの急騰が目を引くが、相対的に出遅れる同社株にも物色の矛先が向いている」(国内ネット証券大手)という。

■エコートレーディング <7427>  675円  +56 円 (+9.1%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 5日、エコートレーディング <7427> が17年2月期の連結経常利益を従来予想の2.1億円→3億円に45.0%上方修正したことが買い材料視された。ペット用品の高付加価値品の販売増加に加え、値下げ販売の抑制や販管費の削減が利益を押し上げる。

■インソース <6200>  761円  +58 円 (+8.3%)  本日終値
 講師派遣型研修などを手掛けるインソース<6200>が後場に入って急伸。同社はきょう、9月度の講師派遣型研修実施回数が1028回(前年同月比27.5%増)になったと発表。8月(21.7%増)に続いて高い伸びを示しており、業績への寄与などが期待されているようだ。また、9月の公開講座受講者数は3342人(同48.0%増)となり、8月(35.8%増)から伸び率が拡大している。

■プロシップ <3763>  1,351円  +90 円 (+7.1%)  本日終値
 5日、東証がプロシップ <3763> [JQ]を12日付で東証2部に市場変更すると発表したことが買い材料。知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■テクマトリックス <3762>  2,418円  +147 円 (+6.5%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 テクマトリックス<3762>が後場に入って動意。同社はきょう、ソフトバンクグループ<9984>と提携し、遠隔病理プラットフォームの提供を開始したことを明らかにした。遠隔病理プラットフォームは、深刻な病理医不足を解消するため、医療機関と遠隔地の病理医をネットワークで接続することで、病理コンサルテーション業務が行える環境を提供するもの。医療機関は、テクマトリックス子会社が開発した専用通信機器「iCOMBOX」を設置するだけで、複雑な設定なくコンサルテーションを受けることができる。

■アーレスティ <5852>  1,150円  +69 円 (+6.4%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 アーレスティ<5852>が大幅高で連日の年初来高値更新。長期波動で見ても昨年6月の高値1167円を払拭すれば実質的な青空圏に突入する。大手ダイカストメーカーでホンダ<7267>を主要ユーザーに好調な需要を取り込んでいる。北米拠点で生産トラブルの影響を受けていたが、急速に改善が進んだことで17年3月期営業利益は従来予想の55億円から60億円とし11.4%増益に上方修正している。株価は依然としてPBR0.5倍前後と会社解散価値の半値水準にあり、引き続き見直し余地の大きさが意識されている。また、海外売上比率も高いことで足もとの円安進行は追い風材料。

■ホットリンク <3680>  518円  +28 円 (+5.7%)  本日終値
 5日、ホットリンク <3680> [東証M]が、子会社のトレンドExpressが新浪国際・日本グループと業務提携したと発表したことが買い材料視された。両社は新浪国際が管理運営する中国最大のポータルサイト「新浪(sina)」、中国最大級のSNS「微博(weibo)」の広告・PR記事掲載サービスの販売などで協業する。これにより、同社が展開するソーシャル・ビッグデータを活用したインバウンド向けプロモーション支援事業のサービス強化を図る。発表を受けて、訪日外国人向け支援サービス事業の拡大による業績への寄与に期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 ベクター <2656>  927円  +150 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値
 リファインバース <6531>  4,935円  +700 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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