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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):コカウエスト、東芝、LINE

コカウエスト <日足> 「株探」多機能チャートより
■コカ・コーラウエスト <2579>  2,843円  +207 円 (+7.9%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 SMBC日興証券が27日付でコカ・コーラウエスト <2579> とコカ・コーライーストジャパン <2580> の投資判断「2(中立)→1(強気)」に引き上げたことが買い材料視された。コカウエストの目標株価を2380円→3580円、コカイーストの目標株価を1950円→2560円にそれぞれ増額した。リポートでは、国内清涼飲料業界全体に収益性が改善するタイミングが到来したと指摘。その理由として、(1)容器構成の改善などを通じた実質値上げの浸透、(2)コカ・コーラボトラーの再編が低価格競争の抑止力となる、(3)海外成長志向による国内過当競争の緩和、を挙げている。なお、両社の経営統合は考慮していないが、実現すれば業績や株価にさらなるアップサイドが期待できるとしている。

■寿スピリッツ <2222>  2,569円  +121 円 (+4.9%)  本日終値
 フランセ抜本見直し効果下期顕在化へ寿スピリッツ<2222>は、8月31日安値2080円を底に下値を切り上げているが、7月高値3625円に対する戻りはまだ緒に就いたばかりであり、上値余地は十分だろう。8月1日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、経常利益が3億8200万円(前年同期比4.1%増)と増益で着地した。2月から連結化したフランセの利益は下期偏重で、第1四半期ではマイナスに影響したが、それを吸収して第1四半期として最高益を更新した。会社側では減益を予想していただけに、想定を上回る好決算だったといえる。現在、フランセは経営の抜本的見直しが進行中であり、その効果は下期に顕在化が見込まれている。会社側では、首都圏展開の強化やインバウンド・アウトバウンド対策などの重点施策の遂行などで経常利益37億円(前期比11.3%増)と2ケタ増を見込むが、第1四半期の好調を踏まえると上振れの可能性は大きい。 (仁)

■東芝 <6502>  344.9円  +16.1 円 (+4.9%)  本日終値
 東芝<6502>が後場に入り上げ幅を拡大し年初来高値を更新。前引け後に、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を2兆4700億円から2兆5500億円(前年同期比14.2%減)へ、営業利益を300億円から700億円(前年同期比904億9200万円の赤字)へ、純利益を700億円から850億円(同2.3倍)へ上方修正したことが好感されている。メモリがスマートフォン向け需要の増加などを背景に好調に推移していることや、HDDもパソコン用やゲーム機用を中心に需要が引き続き強く、為替レートが想定よりも円安に推移していることなどが要因としている。

■クスリのアオキ <3398>  5,030円  +230 円 (+4.8%)  本日終値
 クスリのアオキ<3398>は3日続伸。同社は北陸3県を営業基盤とするドラッグストアで足もとの業績は好調に推移している。27日に発表した9月度の月次売上高は、既存点ベースで前年同月比3.5%増と今期に入り4カ月連続で前年同月を上回った。伸び率も前月の1.3%増を上回った。前日に265円高と6%近い上昇をみせていたこともあって、値動きは重い。

■シーズHD <4924>  2,939円  +106 円 (+3.7%)  本日終値
 シーズ・ホールディングス<4924>が5日続伸で連日の年初来高値。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が27日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続しつつ、目標株価を2750円から3100円へ引き上げたことが好材料視されている。会社側では、基幹システムの入れ替え費用7億円、ポイント制度移行に伴う販促費増10億円などを織り込み営業減益の計画だが、同証券では卸売と海外事業の売上計画が保守的として、営業利益83億1000万円(会社予想76億円)、18年7月期同90億円を予想。15年12月の持ち株会社体制への移行から事業の多角化が進み、新たな顧客接点の獲得と、事業提携によるシナジーによって成長持続性が高まっていると評価している。

■カゴメ <2811>  2,659円  +82 円 (+3.2%)  本日終値
 SMBC日興証券が27日付でカゴメ <2811> の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価を1930円→2420円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、トマトジュースの機能性表示食品化や「野菜生活100」ブランドのスムージータイプ導入などで飲料シーンの拡大を進め、国内飲料事業の再生に成功したことを評価。また、今後は国際事業や生産野菜などの農事業の収益拡大を注目ポイントとして挙げている。同証券では16年12月期の連結営業利益を70億円→88億円(会社計画は92億円)、17年12月期を71億円→90億円、18年12月期を73億円→92億円にそれぞれ上方修正した。

■オープンドア <3926>  3,055円  +93 円 (+3.1%)  本日終値
 オープンドア<3926>が後場上げ幅を拡大。この日、国内の宿・ホテル・旅館で、インドのメイクマイトリップ社が運営するホテル予約サイト「ホテルトラベルドットコム」との連携を開始したと発表しており、利便性向上による「トラベルコちゃん」の利用者層拡大を期待した買いが入っているようだ。ホテルトラベルドットコムは、「トラベルコちゃん 海外ホテル比較サービス」では既に宿泊プランを掲載していたが、今回の連携により、日本国内の取り扱い宿泊施設約1900軒の宿泊プランについても、「トラベルコちゃん 国内宿・ホテル・旅館比較サービス」上で検索・比較できるようになる。比較対象となる掲載プラン数の増加で、ユーザーがホテル・旅館を予約する際の選択肢が広がることになり、さらなる利便性向上が期待されている。

■タカラバイオ <4974>  1,775円  +46 円 (+2.7%)  本日終値
 タカラバイオ<4974>が買い人気を集め新値街道を走る展開。また、オンコセラピー・サイエンス<4564>、アンジェス MG<4563>などバイオ関連株に物色人気が集まった。株式市場全般は、米大統領選を控え、米国株市場の動きや為替の円高警戒感を背景に主力株への買いが手控えられている。市場では、為替や海外市場の動向に左右されにくい内需の中小型株に物色資金が誘導されやすくなっている。そのなか、スケジュール的にも来週は10月3日の医学生理学賞を皮切りとしてノーベル賞が順次発表されることで、バイオ関連は人気素地を持っている。そのなか時価総額で首位を争うペプチドリーム<4587>とそーせいグループ<4565>をはじめ、大型新薬開発への期待が大きい銘柄に市場の視線が向いている。新値圏で強調展開を続けるタカラバイオは遺伝子工学を応用して治療薬を開発するバイオベンチャーであり、ゲノム編集関連として注目されている。がん細胞だけをウイルスが攻撃する画期的新薬「HF10」を治験中。来期にはキメラ抗原受容体を用いた「CAR-T細胞療法」のフェーズ1を控えていることもあって、存在感が高まっている。

■LINE <3938>  5,060円  +125 円 (+2.5%)  本日終値
 LINE<3938>が5連騰で上場来高値を更新。株価は一時、5230円まで買われ、東京市場の上場初日である7月15日につけた5000円の最高値を約2カ月半ぶりに更新した。上値抵抗線となっていた上場日の高値を抜いてきたことから、LINEは新たな上昇局面に入ったとみられている。パズルゲーム「LINEポップショコラ」の事前登録を始めたと26日に発表したことが材料視されている。また、身売り観測が出ている米ツイッターに対して複数の買い手候補が浮上しており、世界的にSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)業界の再編観測が高まっていることもLINEに対する再評価につながっている様子だ。

■ニトリホールディングス <9843>  12,240円  +260 円 (+2.2%)  本日終値
 27日、ニトリホールディングス <9843> が17年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比32.0%増の498億円に拡大し、従来予想の400億円を上回って着地。2期ぶりに上期の過去最高益を更新したことが買い材料。都市部への積極出店で客数が大きく伸びたうえ、接触冷感機能を持つ寝具やソファなどの販売が好調だったことが寄与。通期計画の800億円に対する進捗率は62.3%に達しており、通期上振れを期待する買いが向かった。

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