【市況】明日の株式相場見通し=金融決定会合を巡り神経質な展開、事前の織り込みに警戒感
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「マイナス金利の深掘りなど追加緩和策が事前に伝えられると、実際に発表された時点では、材料出尽くしとなる可能性が高く、これに対する警戒感が高まっている。また、追加緩和観測で、1ドル=103円台をつけても、きょうの日経平均株価は下げ止まる程度で、上昇に転じる勢いは無く、後場後半は株価指数先物先行で下落幅が広がったのが気掛かり」としていた。
14日の東京株式市場は、前日の米株式市場でのNYダウ平均株価の大幅反落などを受け、終始買い手控えられる流れとなった。日経平均株価は終盤に下げ幅を広げ、終値は前日比114円80銭安の1万6614円24銭と反落した。
日程面では、民進党代表選の投開票、東京ゲームショウ2016開幕(18日まで)に注目したい。海外では、英中央銀行(BOE)金融政策委員会、米4~6月期の経常収支、米8月の小売売上高・生産者物価・鉱工業生産・設備稼働率、中国・台湾市場は中秋節の連休で休場(16日まで)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)