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【特集】TOKAI ホールディングス <3167>---過去最高益を更新している成長企業、株主還元にも積極的

TOKAI <日足> 「株探」多機能チャートより

ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』9月12日放送において、TOKAI ホールディングス <3167>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
(話し手:フィスコリサーチレポーター 三井 智映子)

Q、どういった会社でしょうか。
TOKAI ホールディングス <3167> は、
静岡県を地盤に LP ガスを中心とした 「エネルギー・住生活関連事業」と「情報通信事業」を展開する会社です。

Q、詳しく教えてください。
TOKAIホールディングスは1950年に都市ガス事業を開始し、その後事業の多角化を進めました。今はガスや電気のエネルギー、総合リフォーム、情報通信サービス、CATV、宅配水、住まい、住宅建築、ブライダル、介護等、様々な生活インフラサービスを提供する企業となっています。
「Total Life Concierge」 (暮らしの総合サー ビス) 構想を掲げ、2015年3月期よりスタートした中期経営計画 (3ヶ年計画) 「Innovation Plan 2016 “Growing”」では事業収益力強化に取り組み、ほぼ当初の目標を達成する見込みとなっています。
次期中期経営計画では、「成長戦略の実行」をテーマに掲げており、グループのシナジーを更に高めていくことで成長スピードを加速していく考えとなっています。

Q、足元の業績はいかがでしょう。
8月5日に発表された2017年3月期第1四半期の決算において売上高は前年同期比2.5%減の416億1千8百万円、営業利益は前年同期比68.0%増の28億7千万円、経常利益は前年同期比75.9%増の29億円、四半期純利益は前年同期比2.5倍の17億6千6百万円と減収ながらも、大幅な増益となり、すべての利益項目が過去最高益を更新しました。減収は、前期に実施したガス仕入価格の値下がりに伴う販売価格の値下げの影響24億円によるもので、通期連結業績予想には既に織込み済みです。利益面については、光コラボが前期に行った積極的な販促が奏功、計画どおり順調に進捗したことが寄与しました。アクア(宅配水)事業も収支が2億円改善。単年度黒字化に向けて順調に進捗しています。CATV事業で顧客数が増加したことや、前年同期に発生した経営統合時ののれん償却費2億円の負担がなくなったことなどにより、営業利益が全体で大幅増益となりました。

Q.今後の業績の見通しはどうですか?
中期経営計画は概ね順調に推移し、次期計画の策定をスタートしています。
2017年3月期の連結業績は大幅増益となり、通期においても、すべての利益項目が過去最高益を更新する見通しです。2015年3月期より開始した中期経営計画(3 ヶ年計画) で目標に掲げた利益計画を達成する見通しとなっています。

Q.配当性向はどうですか?
配当性向40.0%を目途とする配当方針に沿って増配を計画し、年間配当金は前期14円から8円増配の22円を予想しています。連続増配に加え、株主優待内容も充実しており、株主還元に積極的な企業として注目されます。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TN》

 提供:フィスコ

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