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【市況】日経平均は反発、円高を嫌気も日銀ETF買い期待などが支え(訂正)/相場概況

花王 <日足> 「株探」多機能チャートより

下記のとおり修正します。
(誤)花王<44542>
(正)花王<4452>

日経平均は反発。12日の米国市場でNYダウは239ドル高となった。ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事の発言を受け、利上げ観測が後退したことが好感された。米株高の流れを受けて日経平均は91円高からスタートしたが、為替相場が一時1ドル=101円台半ばまで円高に振れたことが重しとなり、前引けにかけて伸び悩んだ。後場も一時マイナスに転じる場面があったが、円高一服に加え日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れへの期待などが支えとなった。規模別では大型株指数のみマイナスだった。

大引けの日経平均は前日比56.12円高の16729.04円となった。東証1部の売買高は14億2370万株、売買代金は1兆6666億円だった。業種別では、医薬品、ゴム製品、食料品が上昇率上位だった。一方、保険業、海運業、銀行業が下落率上位だった。

個別では、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、JT<2914>などが堅調で、トヨタ自<7203>や花王<4452>は小じっかり。ファナック<6954>も指数を支えた。8月の月次売上高がポジティブ視されたMRO<3064>、バラスト水規制管理条約の発効が材料視された三浦工<6005>、自社株買い実施を発表した参天薬<4536>、一部証券会社の目標株価引き上げが観測されたローム<6963>は上げが目立った。また、ヤーマン<6630>、シーアールイー<3458>、ウェルネット<2428>などが東証1部上昇率上位となった。一方、売買代金トップの任天堂<7974>が4%近く下落したほか、三井住友<8316>、ソフトバンクグ<9984>、リクルートHD<6098>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>などが軟調。前日逆行高となっていた第一生命<8750>は急反落。また、住江織<3501>、PCDEPOT<7618>、クミアイ化<4996>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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