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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):三菱UFJ、デンソー、ベクター

三菱UFJ <日足> 「株探」多機能チャートより
■三菱UFJ <8306>  532.3円  -13.9 円 (-2.5%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクに売りが先行。前週末の米国株市場の急落の余波が東京市場にも及んだ。メガバンクは相対的に株価が出遅れていたこともあって、下値に対しても底堅さを発揮しているが、三井住友などはきょうで4日続落と下値模索の展開が続く。SMBC日興証券が9日付リポートで、9月20~21日の日銀の金融政策決定会合での「総括的検証」の展望として「マイナス金利幅の拡大の可能性は排除し難い様に見える」としており、銀行セクターについては、「現在の株式市場の期待値はやや“マイナス金利幅拡大なし”に傾いているため、ここまでリバーサルを演じてきた 銀行株については、短期的には下方リスクをやや強く意識すべき」という見解を示している。

■デンソー <6902>  4,279円  -51 円 (-1.2%)  本日終値
 デンソー<6902>は3日ぶりに反落。9日の米株式市場で、早期利上げへの警戒感からNYダウが急落したことなどが警戒されている。同社は同日、富士通<6702>傘下の富士通テンを子会社化する検討に入ったと発表した。富士通テンへの出資比率を現在の10%から51%に引き上げることを検討し、16年度中の最終合意を目指す。この発表に対して、市場からは「ポジティブな印象」との見方が出ている。特に、ADAS(先進運転支援システム)、自動運転技術および電子基盤技術の開発の強化につながる点を評価。次世代車載電装向け開発リソースの強化だけでなく、スケールメリットの享受などに期待している。

■丹青社 <9743>  729円  -7 円 (-1.0%)  本日終値
 丹青社<9743>が続落。9日取引終了後、17年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表し、売上高は378億5500万円(前年同期比7.9%増)、営業利益は28億1200万円(同8.0%増)と増収増益だったが、全般相場軟調につれて値を下げている。観光関連投資の増加を受けて、ホテルの新改装などの案件を中心に商業その他施設事業が売上高を牽引した。また、チェーンストア事業でもアパレル分野、飲食店分野などが堅調に推移したほか、習熟度の向上による収益性も高まり増益に寄与した。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高698億円(前期比3.2%増)、営業利益34億円(同5.6%増)を見込んでいる。

■ベクター <2656>  555円  +80 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値
 ベクター<2656>が全体相場無縁の急騰劇。値幅制限いっぱいの80円高は555円まで買われ、前週末に続く連続ストップ高。約4カ月ぶりに年初来高値も大幅更新。同社はオンラインゲームやソフトウエア販売を手掛け、足もとの業績は低調ながらソフトバンクグループ<9984>とヤフー<4689>合計で過半の同社株式を保有、9月15日から「東京ゲームショウ」を控えていることもあってマーケットの注目度が高い。今月1日に新作ブラウザゲーム「リグレティア」の今秋サービス開始を発表、2日以降は急激な株価上昇局面に突入している。

■クレアホールディングス <1757>  51円  +7 円 (+15.9%)  本日終値
 クレアホールディングス<1757>が急騰。同社は9日取引終了後に、中国の上海復華軟件産業発展と業務委託に関する基本合意書を締結したと発表。これが材料視されているようだ。上海復華軟件は、中国の最高学府のひとつである復旦大学の傘下企業で、中国初の大学関連上場企業として上海証券取引所に上場している上海復旦復華科技の出資により2003年に設立。医薬品の製造やソフトウエア開発を主事業とする上海復旦復華科技のプロジェクト「上海復華高新技術園区」の開発を担っている。クレアHDは上海復華軟件を通じて、同園区内の企業に対し、日本の医療・老人介護の技術ノウハウおよび関連製品・サービスなどの紹介、誘致を行うことなどについて基本合意書を締結することを決め、今年12月末までをメドに正式合意契約を締結する予定だとしている。

■小田原エンジニアリング <6149>  1,273円  +140 円 (+12.4%)  本日終値
 小田原エンジニアリング <6149> [JQ]が9日にストップ高まで買われたのに続き、本日も大きく値上がりし3連騰、連日で年初来高値を更新した。同社は8月10日に決算を発表。16年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比72.0%増の5.7億円に拡大し、従来の40.5%減益予想から一転して増益で着地した。自動車、家電向けの大型案件や原価低減で、主力の巻線機事業の収益が急拡大したことが寄与。併せて、通期の同利益を4.5億円→7.5億円に66.7%上方修正した。連日の株価上昇で予想PERは12倍台まで上昇したが、PBRは0.8倍台と依然割安感は強く、好業績・バリュー株として物色資金の流入が続いている。なお、同社が手掛ける巻き線機の最終製品となるモーターは電気自動車(EV)やハイブリッド車でも多く使用されていることから、EV関連としても注目されている。

■アドソル日進 <3837>  2,000円  +216 円 (+12.1%)  本日終値
 9日、東証がアドソル日進 <3837> [東証2]を16日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。同時に、9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。また、実質14.8%の増配を発表したことも支援材料となった。

■セラク <6199>  3,590円  +375 円 (+11.7%)  本日終値
 セラク<6199>が5連騰。前週末9日に、きょうから石川県金沢市で開催される日本生物環境工学会2016年金沢大会で、セラクと大阪府立大学、エスペックミック(愛知県・大口町)の共同研究による「クラウドを利用した遠隔モニタリングシステムの改良と活用事例」を発表・展示すると発表しており、これを好感した買いが入っている。なお、同研究は、セラクの農業IoTサービス「みどりクラウド」を用いて、農業生産現場へのIT導入がどのように収量増大や品質管理に寄与したかを報告するものだという。

■フルスピード <2159>  825円  +85 円 (+11.5%)  本日終値
 フルスピード<2159>が全般軟調相場に抗して反発で始まった。同社は9日取引終了後、17年4月期の第1四半期(5~7月)連結決算を発表したが、売上高は49億500万円(前年同期比39.3%増)、営業利益は2億3800万円(同27.5%増)と、ともに高水準の伸びを示しており、これが好感された。イレギュラー要因として貸し倒れ引当金1億2100万円を計上したにもかかわらず、アドテクノロジー事業のが想定を上回る成長をみせており、全体を牽引している。

■ポールHD <3657>  807円  +72 円 (+9.8%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>が大幅続伸。同社は9日取引終了後に、17年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表。営業利益は8億5300万円(前年同期比34.9%減)となり、従来予想の6億8900万円を上回って着地した。半面、売上高は88億8500万円(同3.9%減)と、従来予想の93億3500万円を下回った。円高の影響で海外売上高が予想を下回った一方、利益面では国内でプレイステーション4向けソフトのデバッグ受注が堅調に推移したことが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

●ストップ高銘柄
 エディア <3935>  3,315円  +501 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値
 アークン <3927>  1,020円  +150 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値
 サイバーコム <3852>  1,069円  +150 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 サムシング <1408>  385円  +8 円 (+2.1%)  本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 ETFSパラ <1675>  5,760円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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