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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):カナモト、WSCOPE、エイチーム

カナモト <日足> 「株探」多機能チャートより
■カナモト <9678>  2,476円  +240 円 (+10.7%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 カナモト<9678>が急反発。前週末9日の取引終了後に発表した第3四半期累計(15年11月~16年7月)連結決算は、売上高1034億2200万円(前年同期比4.5%増)、営業利益105億7600万円(同15.4%減)、純利益58億8900万円(同21.5%減)と営業利益が2ケタ減益に終わったものの、減益は織り込み済みであり、悪材料出尽くし感から買いが入っているようだ。東北復興や東京五輪に向けたインフラ再整備などの需要が底堅く推移したほか、ニシケンの新規連結組み入れで九州地区の売上高が大きく増加し増収を確保したものの、レンタル資産などへの投資増強に伴う減価償却費の負担増から減益を余儀なくされた。なお、16年10月期通期業績予想は、売上高1432億円(前期比7.4%増)、営業利益146億3000万円(同10.1%減)、純利益85億5000万円(同10.5%減)の従来予想を据え置いている。

■ダブル・スコープ <6619>  2,094円  +86 円 (+4.3%)  本日終値
 ダブル・スコープ<6619>が全般悪地合いのなかで、売り物をこなし続伸。前週末まで4連騰で株価を22%も上昇させていただけに、利益確定売りやむなしの場面だが、積極的に買い向かう動きがこれを凌駕した。同社は9日、韓国にリチウムイオン電池用セパレーターの高付加価値製品であるコーティングセパレーターの工場用地を取得し、第1段階として2ラインの生産設備を増設、生産能力を15年末の2倍以上に引き上げることを正式に発表した。世界的に環境保全に対する意識が高まるなか、自動車業界では排ガス規制強化の流れが強まっており、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)の普及が加速する方向にある。つれて車載用2次電池としてリチウムイオン電池の需要が急増する流れにあり、同社のビジネスチャンス拡大に向けた期待が高まっている。

■エイチーム <3662>  1,965円  +55 円 (+2.9%)  本日終値
 エイチーム<3662>が全般下げ相場に逆行高。同社は9日取引終了後、17年7月期の連結業績予想を発表したが、売上高は320億円(前期比39.3%増)、営業利益は33億円(同49.1%増)、最終利益は21億5000万円(同66.3%増)を見込んでおり、これを好感するかたちで買いが流入した。ネット関連サービスを手掛ける同社はビジネス特性上、例年第3四半期が繁忙期であるほか、採用・研修費、株式報酬など人材を確保するための費用計上を上期に計画していることから、利益は下期偏重となる見通し。モバイル端末向けゲーム開発も手掛けていることから、15日から幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ」関連としても買いが集まりやすい。

■東京ドーム <9681>  990円  +22 円 (+2.3%)  本日終値
 9日、東京ドーム <9681> が17年1月期の連結経常利益を従来予想の89億円→99億円に11.2%上方修正し、減益率が16.3%減→6.9%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。プロ野球・読売巨人軍の公式戦振替試合の開催に加え、東京ドームスポーツにおける指定管理者制度による新規の運営受託などが寄与し、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。

■武蔵精密工業 <7220>  2,299円  +48 円 (+2.1%)  本日終値
 武蔵精密工業<7220>が反発。9日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を2550円から2700円へ引き上げた。ホンダ<7267>の四輪グローバル生産台数が従来想定よりも堅調に推移することや南米の収益改善が想定以上であることを指摘。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の110億円(前期133億9800万円)に対して従来予想の114億円から118億円へ、18年3月期は124億円から157億円へ引き上げている。

■ディー・エヌ・エー <2432>  3,535円  +50 円 (+1.4%)  本日終値
 ディー・エヌ・エー<2432>が軟地合いのなかしっかり。この日、同社と住友商事<8053>の合弁会社DeSCヘルスケアが、医療関連事業における開発や医療情報のサーチ・提供を行うサスメドと不眠治療用スマートフォンアプリの企画・開発について業務提携契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の提携は、非薬物療法である認知行動療法のアルゴリズムを使用したスマートフォンアプリの開発を行い、同アプリが不眠症を治療可能な医療機器として認可されることを目指して共同で取り組むというもの。神経研究所附属晴和病院など医療機関の協力を得て9月から臨床試験を開始する計画で、サスメドは主にアプリ全体の製品企画と医学的知見の活用を担い、DeSCヘルスケアはユーザーインターフェースおよびプログラムの開発を担当するという。なお、不眠症治療用スマートフォンアプリの臨床試験については、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の起業家候補(スタートアップイノベーター)支援事業ともなっている。

■コカイースト <2580>  1,949円  +26 円 (+1.4%)  本日終値
 9日、コカ・コーライーストジャパン <2580> が16年12月期の連結経常利益を従来予想の136億円→178億円に30.9%上方修正。増益率が30.6%増→71.0%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。新製品を中心に水やコーヒーの販売が好調に推移する中、生産効率化やコスト削減が想定以上に進み、採算が大きく改善する。

■日信工業 <7230>  1,554円  +20 円 (+1.3%)  本日終値
 日信工業<7230>が堅調。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が9日付で投資判断「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を1200円から1350円へ引き上げたことが好材料視されている。17年3月期は1ドル=100円を前提としても会社計画の営業利益90億円を上回ると予想しており、同証券では17年3月期営業利益予想を94億円から112億円へ引き上げている。

■トランス・コスモス <9715>  2,557円  +14 円 (+0.6%)  本日終値
 トランスコスモス<9715>は堅調。同社はこの日、新たな海外拠点として、台湾の台北市に「トランスコスモス台湾」を設立したことを発表した。トランスコスモス台湾はデジタルマーケティングサービスやECワンストップサービス、チャットや電話などのコンタクトセンターサービスを通じて、企業の台湾進出などを支援。将来的には台湾企業の海外進出も支援していく。

■上村工業 <4966>  4,225円  +15 円 (+0.4%)  本日終値
 9日、上村工業 <4966> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.32%にあたる12万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月15日から12月30日まで。

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