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【市況】東京株式(前引け)=NYダウ約400ドル安の余波で急反落

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 12日前引けの日経平均株価は前週末比257円03銭安の1万6708円73銭と急反落。前場の東証1部の売買高概算は7億8683万株、売買代金概算は8301億4000万円。値上がり銘柄数は247、対して値下がり銘柄数は1637、変わらずは87銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前週末の米国株市場でNYダウが約400ドル安と、EU離脱を巡る英国民投票時以来の急落をみせたことから、リスクオフの流れが強まった。外国為替市場で円安傾向に振れたことから、途中下げ渋る場面もあったが、その後売り直され、日経平均の下げ幅は一時300円を超える場面があった。値下がり銘柄数は1600を超え、全体の83%の銘柄が下げている状況。前場の売買代金は8300億円台にとどまるなど低調が続いている。

 個別では任天堂<7974>が続落、ソフトバンクグループ<9984>の下げも目立つ。村田製作所<6981>、ファナック<6954>なども下落した。SUMCO<3436>が大幅安となったほか、DMG森精機<6141>、NTN<6472>も売られている。半面、材料性豊富なディー・エヌ・エー<2432>が堅調、リチウムイオン電池関連として人気のダブル・スコープ<6619>は5連騰と気を吐いている。Hamee<3134>が好決算と株式分割を好感されて大幅高、サイバーコム<3852>、鳥貴族<3193>なども値を飛ばしている。このほか虹技<5603>も上値追い継続。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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