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【市況】9日の株式相場見通し=週末に伴うポジション調整の売りで軟調推移

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京株式市場は、週末に伴うポジション調整の売りが想定されるため、日経平均株価は軟調推移となりそうだ。円相場が海外市場で、対ドルで下落したため、輸出関連企業の採算悪化懸念が改善されるものの、買い一巡後は売り優勢の値運びが予想される。9日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=102円20銭台での推移となっている。

 8日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比46.23ドル安の1万8479.91ドルと続落した。欧州中央銀行(ECB)が金融政策の据え置きを決めたことで、欧州株が下落したのを受けて、米株式市場も売りが優勢となった。ただ、NY原油先物価格が大幅上昇で4日続伸したことから、資源関連銘柄が買われNYダウ平均株価は下げ渋る展開となった。ナスダック総合株価指数は、前日比24.443ポイント安の5259.483と5日ぶりに反落した。

 日程面では、8月のマネーストック、7月の第3次産業活動指数、メジャーSQ算出に注目。海外では、ユーロ圏財務相理事会、中国8月の消費者物価・生産者物価が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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