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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):HUG、楽天、ミクシィ

HUG <日足> 「株探」多機能チャートより
■HUG <3676>  4,200円  +290 円 (+7.4%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 ハーツユナイテッドグループ<3676>が3連騰し年初来高値を更新。6日の取引終了後に提出された大量保有報告書で、JPモルガン・アセット・マネジメント(東京都千代田区)などが63万2700株(保有割合5.30%)を保有していることが明らかになっており、需給思惑が働いているもよう。なお、保有目的な純投資としている。また、この日は前引け後に、有限責任事業組合(連結対象子会社)として、EVO Japan実行委員会(東京都中央区)を設立すると発表しており、これも好材料視されているようだ。同社と連結子会社のAetas、および松竹ブロードキャスティングの3社は7月、世界最大級の格闘ゲーム大会「Evolution Championship Series」を主催する米SRKXプロダクションズ(カリフォルニア州)とパートナー契約を締結し、日本において「Evolution Championship Series:Japan(EVO Japan)」を開催することを決定したが、今回の有限責任事業組合設立は同イベントの開催や運営を目的としたもの。なお、出資比率はHUG45%、松竹ブロードキャスティング45%、Aetas10%となっている。

■楽天 <4755>  1,429円  +96 円 (+7.2%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 6日、日本経済新聞社が楽天 <4755> を10月3日付で日経平均株価の構成銘柄に新規採用すると発表したことが買い材料。10月の定期入れ替えで、市場流動性の観点から同社を採用する。日経平均連動ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、裁定取引に伴う需要発生に期待する買いが向かった。一方、定期入れ替えで除外が決まった日本曹達 <4041> は売り気配となっている。

■薬王堂 <3385>  5,190円  +210 円 (+4.2%)  本日終値
 薬王堂<3385>が全般軟調相場の間隙を縫って大幅続伸、25日移動平均線との下方カイ離を一気に解消して底離れの動きをみせた。同社は岩手を地盤に東北5県に営業展開するドラッグストア大手。消費者の財布の紐は固く、インバウンド需要の反動もあって小売セクターに厳しい収益環境が意識されるなか、同社は日用品や食品などの品揃え強化でニーズをとらえ、好調な月次動向が評価されている。「8月の既存店売上高は前年同月比5.3%増と同業他社と比較して伸び率も際立っている」(国内中堅証券)ことから見直し機運が台頭しているようだ。

■エイチーム <3662>  1,971円  +78 円 (+4.1%)  本日終値
 エイチーム<3662>が続伸。同社は6日、スマートフォン向け至高のハイファンタジーRPG「ヴァルキリーコネクト」が、累計300万ダウンロードを突破したことを発表した。「ヴァルキリーコネクト」は、同社の代表作「ユニゾンリーグ」の制作スタッフが手掛ける最新作で3Dのキャラクターがオートでバトルする誰でも楽しむことが出来るRPG。

■ミクシィ <2121>  3,795円  +130 円 (+3.6%)  本日終値
 ミクシィ<2121>が3日続伸。6日の取引終了後、スマートフォンアプリ「マーベル ツムツム」の世界累計利用者数が、9月2日付で500万人を突破したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。「マーベル ツムツム」は、同社とウォルト・ディズニー・ジャパン(東京都港区)、NHN PlayArt(東京都港区)の3社で共同開発したパズルゲームアプリ。同じツムを3つ以上なぞってつなげて消していく簡単操作と、「協力プレイ要素」や「バトル要素」が盛り込まれ、友だちと一緒に2人協力でバトルを楽しめることなどが特徴という。なお、提供開始は2月24日。

■朝日インテック <7747>  4,665円  +155 円 (+3.4%)  本日終値
 朝日インテック<7747>が続伸。5月16日に年初来高値6480円をつけてから4カ月近くにわたり下値を切り下げる展開を余儀なくされてきたが、足もとは25日移動平均線上に浮上し底入れの兆しをみせている。東海東京調査センターが6日付けで同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続でフォロー、目標株価は前回設定の6140円から5220円に引き下げたが、時価4600円近辺からは13.5%程度上値に位置しており、リバウンド期待の買いを引き寄せている。同社はステンレスワイヤーロープなど医療器具を主力としているが、国内外で高水準の需要を取り込み、17年6月期は営業利益段階で前期比微増の100億5300万円を会社側では計画している。これに対し同調査センターでは同109億円と、円高などの影響をこなして会社計画を上回ると予想しており、増額期待が買いの手掛かりとなっている。

■日本金銭機械 <6418>  1,272円  +41 円 (+3.3%)  本日終値
 6日、日本金銭機械 <6418> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.11%にあたる30万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月8日から10月7日まで。同時に、17年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→11.3億円に24.7%下方修正し、一転して1.1%減益見通しとなったが売り材料視されなかった。

■東京ガス <9531>  466.7円  +13 円 (+2.9%)  本日終値
 東京ガス<9531>が4日続伸。6日付でみずほ証券が投資判断「中立」継続ながら目標株価を420円から440円へ引き上げた。為替前提の円高方向での見直しなどから17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の480億円(前期1920億800万円)に対して従来予想の487億円から561億円へ、18年3月期を952億円から995億円へ引き上げている。

■すかいらーく <3197>  1,339円  +30 円 (+2.3%)  本日終値
 すかいらーく<3197>は堅調。同社は6日の大引け後に8月度の既存店売上高を発表、グループ合計で前年同月比4.3%減となったが前年の8月よりも週末日数が2日少なかったことが影響しており、悪材料視されていない。スペシャリティブランドについては、引き続き、客単価上昇が既存店の成長を牽引している。

■ALサービス <3085>  3,150円  +70 円 (+2.3%)  本日終値
 アークランドサービスホールディングス<3085>が続伸。大和証券は6日、同社株のレーティングを新規「2(アウトパフォーム)」でカバレッジを開始した。目標株価は3700円としている。同社は、とんかつ・かつ丼専門店「かつや」を展開。注目点として、(1)「かつや」に次ぐ第2ブランド「からやま」のフォーマットが確立したことで今後、新規出店の加速が見込まれること、(2)既存店売上高はプラス傾向で安定した推移が続くと見込まれること、(3)25年の売上高1000億円達成に向け事業拡大意欲が高まっていること――を挙げた。同証券では、16年12月期の連結営業利益は33億9000万円(会社予想32億5000万円)、17年12月期は同40億2000万円、18年12月期は49億4000万円を見込んでいる。

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