市場ニュース

戻る
 

【経済】金相場は米雇用統計の結果の利上げ観測継続を好感 サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が講演で利上げに前向きな発言をしたことなどから、より注目を集めていた8月の雇用統計(速報値)は、非農業部門就業者数(季節調整済み)が、予想の18万人増に対し15万1000人増と下振れました。一方で、米の利上げ観測は継続される結果となったようです。そしてそれが金市場にも反映されてきています。

松永さんによれば、
『8月の非農業部門雇用者数が市場予想平均を2万9000人下回ったことを受けてNY金の上げ足が加速しました』とのこと。その背景として、
『今回の米雇用統計発表は、「今すぐ利上げが必要なほど力強い内容ではないものの、利上げ時期を遅らせるほど弱い内容でもない。」とマーケットが受け止めたのかもしれません。それにより利上げ観測が継続され、ドル高&円安が進んだのかもしれません』とおっしゃっています。

松永さんは
『今回の米雇用統計発表を受けて、ドル円が先週末15:15比で50銭も円安に進み、それと共にNY金が12ドルほど上昇しました』。そして『米雇用統計の発表を受けてドル高が進んだものの、それでもNY金が大きく上昇したことは注目でしょう。金相場にとっては、先週末の米雇用統計発表が好感されたようです』と指摘しておられます。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の9月5日付「金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子

《NO》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均