【市況】明日の株式相場見通し=円安に一服感で弱含み推移、売り買いともに手詰まり状態
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
きょうの東証1部の売買代金は、1兆6249億円、1日の高安の変動幅は約75円と、閑散もちあい相場となった。市場関係者からは「日米の金融政策決定のイベントが経過するまでは、市場参加者は積極的に動き難い。売り方は、日銀の上場投資信託(ETF)買い思惑で下値が限定され、一方で踏み上げの恐怖感もある。買い方は、為替が円高進行に反転した場合の急落を恐れて、これ以上買い進めない状態」との見方が出ていた。
6日の東京株式市場は、寄り付き直後に小幅安となる場面があったものの、その後は一貫して小幅高を維持する推移となった。日経平均株価終値は、前日比44円35銭高の1万7081円98銭と小幅続伸した。
日程面では、7月の景気動向指数、8月末の外貨準備高に注目。海外では、日ASEAN首脳会議、ASEANプラス3首脳会議、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、リオデジャネイロ・パラリンピック開幕(~18日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)