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【市況】東京株式(前引け)=素材関連や商社株がリードし日経平均214円高

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 5日前場の東京株式市場は、日経平均株価が前週末比214円12銭高の1万7139円80銭の大幅反発となった。東証1部の売買高概算は、8億3262万株、売買代金概算は8299億4500万円。値上がり銘柄数は1416、対して値下がり銘柄数431、変わらず123銘柄となった。

 前場の東京株式市場は、買い先行で始まり大幅反発となっている。取引時間中では6月1日以来約3カ月ぶりに1万7000円台を回復。石油や非鉄など素材関連や、大手商社をリード役にほぼ全面高商状となっている。

 市場関係者からは「前週末の米8月雇用統計の内容が市場想定を下回り、9月の米追加利上げが遠退いたとの受け止めが広がったものの、予想に反して外国為替市場で円高・ドル安が進行しなかったことが買い安心感につながっているようだ」との見方が出ていた。

 個別銘柄では、三菱商事<8058>、三井物産<8031>など大手商社が買われ、商船三井<9104>、日本郵船<9101>の海運株は軒並み大幅上昇。メガバンク3銘柄や第一生命保険<8750>、東京海上ホールディングス<8766>などの金融株も堅調。三越伊勢丹ホールディングス<3099>、J.フロント リテイリング<3086>の百貨店も高い。このほかに、ファーストリテイリング<9983>、TDK<6762>も大幅高となっている。半面、GMOインターネット<9449>、トリドール<3397>、しまむら<8227>、カルビー<2229>、東京エレクトロン<8035>は売られている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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