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2016年09月04日09時15分

【市況】【杉村富生の短期相場観測】 ─ 反騰態勢を固める日本の株式市場!

株式評論家 杉村富生

「反騰態勢を固める日本の株式市場!」

●長期金利の低下トレンドは終焉?

 9月2日の雇用統計(アメリカ)の発表待ちとあって、インデックス(日経平均株価TOPIXなど)の動きはいまひとつはっきりしないが、個別物色機運は極めて旺盛である。安川情報システム <2354> [東証2]、アエリア <3758> [JQ]、Career <6198> [東証M]、グリーンペプタイド <4594> [東証M]などが値を飛ばしている。

 さらに、インスペック <6656> [東証M]、小田原エンジニアリング <6149> [JQ]、ホロン <7748> [JQ]、AWSホールディングス <3937> [東証M]、カヤック <3904> [東証M]は引き続いて好人気である。

 テーマ的には半導体、有機EL、ゲームソフトIoTバイオ関連セクターが集中物色の対象となっている。当分、この流れは継続するだろう。

主軸株では三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 、みずほフィナンシャルグループ <8411> を中心に銀行株が抜群に強い。1961年以来の長期金利の長期低下トレンドは終焉のタイミングを迎えつつある、と思われる。

●テクニカル指標は底値ゾーンを示唆!

 これはメガバンクの大相場につながる。すでに、住宅ローン金利(固定型)は上昇に転じた。そう、いつまでもあると思うな、親と超低金利!ではないか。

 一方、全般相場については9~10月にかけて、日本市場は反騰態勢を鮮明にする、と考えている。円高はピークを超えた。日銀は9月20~21日の金融政策決定会合において、追加の金融緩和を断行するだろう。

 政府は28.1兆円の景気対策を打ち出している。これは衆議院の11月中旬解散、12月総選挙のスケジュールを意識したものだろう。今後、アベノミクスの総仕上げに向け、政策総動員となる。

 テクニカル的には底値ゾーンを示唆するデータが相次いでいる。すなわち、裁定買い残が2009年3月以来の水準に減少、個人投資家の現金比率が28.5%(1990年以来)に、総合仮需比率が超ボトムの0.4%に、東証1部の売買代金の5割がカラ売りという異常値が出現―など。

 売り方は安心して売り込んでいるが、内心はあせっているのではないか。実際、ブラザー工業 <6448> 、トクヤマ <4043> など貸借倍率が0.1~0.5倍の銘柄は連日、新値を追っている。

2016年9月1日 記

株探ニュース

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