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2016年08月26日15時25分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):エナリス、カプコン、新日鉄住金

エナリス <日足> 「株探」多機能チャートより
■エナリス <6079>  859円  +109 円 (+14.5%)  本日終値
 エナリス<6079>は大幅高で新値追い。同社は過去の不適切な会計処理で、2015年1月29日付で東証から特設注意市場銘柄に指定され、今年7月29日からは監理銘柄(審査中)に指定されている。同社は特設注意市場銘柄への指定以降、内部管理体制などの強化および再発防止策の徹底に向けた取り組みを行い、今年7月29日付で東証へ内部管理体制確認書を提出。前日25日取引終了後には、現在までの再発防止策の進捗状況を発表しており、上場廃止への懸念が後退するかたちとなっているようだ。また、今月10日にKDDI<9433>と資本業務提携契約を結んだことも引き続き材料視されているもよう。これによりKDDIが筆頭株主(議決権所有割合30.08%)となり、今後の事業展開などが期待されているようだ。

■カプコン <9697>  2,225円  +106 円 (+5.0%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 25日、カプコン <9697> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.67%にあたる150万株(金額で33億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月26日から9月21日まで。

■小林製薬 <4967>  4,655円  +165 円 (+3.7%)  本日終値
 25日、小林製薬 <4967> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.49%にあたる200万株(金額で80億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月26日から12月22日まで。

■太平洋セメント <5233>  295円  +10 円 (+3.5%)  本日終値
 太平洋セメント<5233>、住友大阪セメント<5232>などセメント株に買いが先行し、全般軟調相場のなかで上値を慕う展開。足もとは国内セメント需要に回復の兆しが確認されている。7月の国内セメント販売は前年同月実績を4%下回ったが、セメントの先行指標である「地盤改良材」の販売が6、7月と急回復傾向にあることを26日付の日本経済新聞などが伝えており、2020年の東京五輪開催に伴う特需を反映して、秋口から来年初めにかけてセメント販売が大幅増加に転じるとの見方が強まっている。これを受けて、関連銘柄に株価見直しの動きが再燃している。

■PCデポ <7618>  750円  +21 円 (+2.9%)  本日終値
 ピーシーデポコーポレーション<7618>が6日ぶりに反発。高額のサポートサービスの解約を巡るネットへの投稿を受けて株価は急落し、25日には721円の安値をつけ、騒動が発覚した今月中旬から株価の下落率は約5割に達した。この日は、目先の底値到達期待からリバウンド狙いの買いが入っている様子だ。ただ、依然強弱感は対立しており、買い一巡後は売り物が流入し上値を抑えられている。

■カネカ <4118>  789円  +21 円 (+2.7%)  本日終値
 カネカ<4118>が3連騰。医薬中間体などへの多角化を推進、今年2月にはバイオ医薬品向けの資材を手掛ける米ポール社と販売契約を結ぶなど、同分野での業容拡大への布石を打っている。また、原材料価格の低下により、石化製品を中心にマージンも想定以上に確保できている。時価はPBR1倍を下回り、化学セクター見直しの流れに乗る。SMBC日興証券では25日付で同社株の投資評価を「1」継続とし、目標株価を920円から950円に引き上げている。

■花王 <4452>  5,371円  +111 円 (+2.1%)  本日終値
 25日、花王 <4452> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.0%にあたる1000万株(金額で500億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月26日から10月25日まで。

■新日鐵住金 <5401>  2,071.5円  +41.5 円 (+2.0%)  本日終値
 新日鉄住金<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など鉄鋼セクターへの買いが異彩を放つ。業種別では33業種のなかで一極集中的に買われ、唯一大幅な上昇をみせている。新日鉄住金やJFEの16年4~6月期決算は、資源安を背景とした鋼材価格などの販売価格下落や円高デメリット、在庫評価損などが直撃するかたちで営業損益段階から赤字に陥っているが、株価面では既に足もとの業績悪は織り込んでいる。市場では「ここ最近は鉄鋼だけでなく化学や非鉄などシクリカル銘柄の底入れの動きが意識されている」(準大手証券ストラテジスト)という。そうしたなか、鉄鋼は一部メディアの報道により今下期の自動車用鋼材の価格下げ止まり観測が浮上、売り方の買い戻しに加え、リバウンドを見込んだ実需買いが厚みを帯びている。

■三菱ガス化学 <4182>  677円  +13 円 (+2.0%)  本日終値
 SMBC日興証券が25日付で三菱ガス化学 <4182> の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価を630円→690円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、プラスチック樹脂や芳香族化学品を中心に石化系製品のマージンが想定以上に拡大していると報告。第1四半期の決算発表時に小幅に上方修正された上期・通期計画は保守的で上振れ余地が大きいとみている。同証券では、17年3月期の連結営業利益を260億円→320億円(会社計画は250億円)、18年3月期を275億円→315億円にそれぞれ上方修正した。

■大崎電気工業 <6644>  942円  +18 円 (+2.0%)  本日終値
 大崎電気工業<6644>が反発。25日付でみずほ証券が投資判断「買い」継続、目標株価を900円から1150円へ引き上げた。国内スマートメーター市場でのシェア向上や海外損益改善余地を考慮すると、依然評価余地が残ると指摘。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の41億円(前期37億3800万円)に対して従来予想の50億円から60億円へ、18年3月期を55億円から66億円へ引き上げている。

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