市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウは65ドル安、原油安を嫌気

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

24日の米国株式相場は下落。ダウ平均は65.82ドル安の18481.48、ナスダックは42.38ポイント安の5217.69で取引を終了した。7月中古住宅販売件数が予想を下振れたことが嫌気されたが、昨日の堅調な7月新築住宅販売件数が引き続き好感されたほか、明日から開催される金融・経済シンポジウムでのイエレン議長の講演内容を見極めたいとの思惑から、朝方は小動きで始まった。その後は原油相場の下落を受けて、下げ幅を拡大する展開となった。セクター別では、銀行や食品・生活必需品小売が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーやヘルスケア機器・サービスが下落した。

アパレルのエクスプレス(EXPR)は通期の業績見通しを引き下げ、大幅下落。製薬のマイラン(MYL)は急性アレルギー反応の補助治療薬「エピペン」の薬価引き上げについて米上院司法委員会から説明を求められていることが明らかとなり、軟調推移。製薬のファイザー(PFE)は英の同業アストラゼネカから抗生物質事業の一部を15億ドルで買収することで合意し、売られた。一方で、コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)はアイスドリンクの量が広告より少ないことに対する集団訴訟に勝訴したことが報じられ、上昇した。

PCメーカーのHPインク(HPQ)はマーケット終了後に5-7月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れたものの、8-10月期の利益見通しが嫌気され、時間外取引で下落して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均