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【市況】明日の株式相場見通し=様子見気分で売り買い拮抗、欧米株の堅調は追い風

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(25日)の東京株式市場は、外国為替市場での円相場の動向をにらみながらの神経質な展開で、売り買い拮抗となりそうだ。このところ、薄商いのなか自動車、精密機械などの輸出関連株と小売、不動産などの内需系銘柄が日替わりで反対売買される目まぐるしい物色が続いている。

 市場関係者からは「ジャクソンホール会議での、現地26日のイエレンFRB議長(米連邦準備制度理事会)の講演内容が判明するまでは、基本的には様子見の投資家が多い。そのなか、欧米株式市場の堅調が、日本の輸出関連銘柄にもやや追い風となっている面もあるようだ」との見方が出ていた。

 24日の東京株式市場は終始買い優勢で、日経平均株価は一時1万6600円台を回復する場面もあったが、後場は伸び悩んで小幅なレンジでの推移となった。日経平均株価終値は、前日比99円94銭高の1万6597円30銭と反発した。ただ、東証1部の売買代金は1兆6077億円と、8月15日以来の低水準となった。

 日程面では、7月の企業向けサービス価格指数に注目。海外では、米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議、27日まで)、7月の米耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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