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【市況】東京株式(大引け)=99円高、欧米株高受け反発も上値に重さ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場は終始買い優勢、日経平均株価は一時1万6600円台を回復したが、朝方に高値をつけた後は伸び悩んだ。

 大引けの日経平均株価は前日比99円94銭高の1万6597円30銭と反発。東証1部の売買高概算は13億2287万株、売買代金概算は1兆6077億円。値上がり銘柄数は1237、対して値下がり銘柄数は587、変わらずは149銘柄だった。

 きょうの東京市場は前日の欧米株市場が総じて堅調だったことや、原油市況が反発に転じたことなどを受けてリスクを取る動きが優勢だった。外国為替市場では1ドル=100円台前半でのもみ合いとなり、円高一服となったことが、輸出株の採算悪化に対する懸念の後退につながり全体相場を支えた。ただ、米利上げ時期に対する市場の関心が高まるなか、26日にジャクソンホールで行われるイエレンFRB議長の講演内容を見極めたいとの思惑が上値を重くした。売買代金は1兆6000億円強にとどまり、8月15日以来の低水準だった。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が国内外証券会社の目標株価引き上げの動きなどを背景に堅調、東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>など半導体装置関連も買われた。ブラザー工業<6448>が高く、トヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>も堅調。東邦亜鉛<5707>、大平洋金属<5541>なども上昇した。

 半面、ピーシーデポコーポレーション<7618>が連日の大幅安となったほか、既存店の月次売上高が低調だったしまむら<8227>が1000円を超える急落、同様に既存店伸び率が鈍化したニトリホールディングス<9843>も安い。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、アルプス電気<6770>などの下げも目立った。日本水産<1332>も売られた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年08月24日 16時19分

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