市場ニュース

戻る
2016年08月24日13時17分

【特集】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:サプライズ慣れした投資家

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
----
※2016年8月24日9時に執筆
このところの東京市場は日経平均で16500円を挟んだもみ合いを続けている。NYダウの史上最高値更新のアナウンスを聞くことが珍しくない外部環境の中で、あくまで「わが道を行く」日本株である。

その原因の第一は円相場だろう。年初から20円余りの円高が進行し、現在まで一貫して円高トレンドを形成している。先般トヨタが公表した下期の想定為替レ?トは1ドル=100円、1ユ?ロ=110円だ。このきりがよく分かりやすい絶対値に円が張り付きつづける間は、株式市場のもみ合い場面は継続しそうだ。

これまでの日銀による金融政策が「異次元」を強調してきたものばかりで、市場参加者はサプライズ慣れしてしまったようだ。

たしかにアベノミクス初動の金融相場は凄まじかった。「日銀のバズ?カ砲」などと形容されることをいぶかることなく、目新しい施策を金融当局も市場も一緒になって盛り上げてきた。それが、このところの打つ手、打つ手が目先の天井をこしらえる有様ではないか。

日本の消費者はデフレの甘い誘いである「我慢すること」を覚えてしまった。我慢さえすればモノの価格は下がることを学習している。いま買わなくてはモノが無くなってしまう恐怖感が全く無い。替わりの物はいくらでもある世の中である。

「サプライズ慣れした投資家」と「我慢を覚えた消費者」が暮らす日本で、株価と物価を上げるのは容易ではない。結局のところ、両方の薬になるものは円安以外に思い当たらない。これが日本株の置かれた厳しい現実だ。

個別株では、売上・営業益とも上方修正しながら高値からの値幅調整と時間調整を余儀なくされているエボラブルアジア<6191>、第一四半期決算の進捗良好なIRジャパン<6035>などに注目している。

※個人投資家ブログ「兜町放浪記」は株式市況の解説と分析を中心に株式投資+αを目指す株式ブログです。単なる上がる株・下がる株の予想屋を標榜とせず、株式投資を通じて社会全般と経済と人生を学ぶ、個人投資家に支持されるブログとなるよう日々アクティブな情報発信に励んでおります。当ブログの監視銘柄は直接「兜町放浪記」にお立ち寄りいただくことをオススメします。


執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記

《MT》

 提供:フィスコ

日経平均