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【材料】いなげや---今期は増収増益を計画、中計では2018年3月期に営業利益41億円を目指す。

いなげや <日足> 「株探」多機能チャートより

いなげや<8182>は南関東(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県)で店舗を展開する食品スーパー。子会社には高級食品スーパーの「三浦屋」やドラッグストアの「ウェルパーク」のほか、豆腐の製造会社などを持つ。2016年6月末の店舗数は食品スーパーが154店舗(いなげや141店舗、三浦屋13店舗)、ドラッグストア127店舗で、総店舗数は281店舗となっている。

2017年3月期は営業収益が前期比4.9%増の2700.00億円、営業利益が同0.9%増の33.50億円を見込む。8月2日に発表した第1四半期決算は営業収益が前年同期比1.8%増の649.34億円、営業利益が4.23億円の赤字(前年同期は2.18億円の黒字)で着地。利益面は税制改正による外形標準課税の増加や既存店改装の費用などが圧迫して赤字となったが、新店の寄与や改装の効果などによる増収効果で売上高総利益は前年同期並みを確保した。第2四半期以降は、店舗の大規模改装を進めてきたことや、精肉センターが6月に稼働したことなどから、収益の改善に期待が持てる。

同社は今年5月に2カ年の新中期経営計画を発表。計画最終年度の2018年3月期に営業収益2800.00億円、営業利益41.00億円、総店舗数300店舗以上を目指す。達成に向けては、惣菜を柱とした生鮮強化型スーパーマーケットの更なる強化を推進。業務の見直しによる効率化を図るとともに、新フォーマットの開発などにも取り組む方針だ。

《TN》

 提供:フィスコ

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