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【特集】MRO Research Memo(2):16/12期2Q決算も順調、商品仕入れコスト低下で収益拡大

モノタロウ <日足> 「株探」多機能チャートより

■決算概要

(1) 2016年12月期第2四半期の業績

MonotaRO<3064>の2016年12月期第2四半期の同社単体の売上高は前年同期比21.5%増の32,147百万円、営業利益は同30.3%増の4,645百万円、経常利益は同29.9%増の4,645百万円、四半期純利益は同34.6%増の3,109百万円となり、順調な業績を維持した。売上高に関しては、積極的なTVCMとリスティング広告により新規顧客獲得数を継続的に拡大した(2015年度32,500口座/月→2016年1-6月期35,900口座/月)。成長を維持しているものの、第2四半期売上計画比では-1.5%と想定した伸びではなかった。既存顧客の稼働顧客数は増加したが、顧客単価の伸びが想定より低かったためであり、下期に向けて改善の余地を残した形だ。景気動向が一部影響していると考えられる。売上総利益率は、仕入れ最適化やPB/輸入商品の強化、円高による輸入品仕入れコストの低下などにより1.3ポイント改善した。販管費率に関しては、物流センターの効率改善、在庫保有能力増強およびシステムインフラの増強などに投資をしたために、0.2ポイントの上昇となった。全般には、商品仕入れコスト低下に加え、コストコントロールが計画以上に進捗し、順調に収益を拡大した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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