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【市況】東京株式(大引け)=184円高、米国株高に追随し1万7000円台目前

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 12日の東京株式市場は海外株高を受け、買い優勢で始まり、日経平均は前引けにかけいったん伸び悩んだものの、後場買い直され一段高となった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比184円80銭高の1万6919円92銭と反発。東証1部の売買高概算は17億7292万株、売買代金概算は2兆1364億円。値上がり銘柄数は1268、対して値下がり銘柄数は600、変わらずは104銘柄だった。

 きょうの東京市場はリスクオンの流れに乗り上値追い。前日の欧米株市場が総じて高く、米国株市場ではNYダウをはじめ主要指数が揃って史上最高値を更新しており、これを受け主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。原油市況の上昇に加え、外国為替市場で円安基調にあることも好感された。祝日と週末の狭間で市場エネルギーは低調、きょうはオプションSQ算出日にあたり、売買高は膨らんだものの17億株台にとどまった。個別銘柄物色は引き続き好決算を発表した企業を中心に買い人気を集めるものが多い。日経平均は一時200円を超える上昇をみせ、終値でも1万6900円台で着地、6月1日以来となる1万7000円大台を目前に捉えている。

 個別では、ファーストリテイリング<9983>が買われ、ファミリーマート<8028>も大幅高。東京エレクトロン<8035>、ディー・エヌ・エー<2432>なども値を飛ばした。ケネディクス<4321>が物色人気となり、森永製菓<2201>はストップ高となった。ニプロ<8086>、マツモトキヨシホールディングス<3088>などの上げも目立っている。

 半面、任天堂<7974>が安く、アルバック<6728>が急落した。ネクソン<3659>、日本コンクリート工業<5269>、ジャパンディスプレイ<6740>などが大幅安となったほか、長谷工コーポレーション<1808>、日本通運<9062>の下落も目立つ。サンドラッグ<9989>、ワイエイシイ<6298>なども売られた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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