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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):シャープ、森永、ディーエヌエ、ケネディクス

シャープ <日足> 「株探」多機能チャートより
■シャープ <6753>  106円  +17 円 (+19.1%)  本日終値
 11日、シャープ <6753> [東証2]が鴻海精密工業などに対する普通株およびC種種類株の発行について、中国当局から審査完了の連絡を受けたと発表したことが買い材料視された。これにより、今回の株式発行に対する払い込み条件が整ったとし、契約に基づき速やかに払い込みが行われる見込みとしている。鴻海による出資を承認されたことを受け、今後の再建策の本格化に期待する買いが向かった。

■JIG-SAW <3914>  6,540円  +1,000 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値
 10日に決算を発表。「上期経常が2.1倍増益で着地・4-6月期も2.4倍増益」が好感された。JIG-SAW <3914> [東証M] が8月10日大引け後(15:30)に決算を発表。16年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期非連結比2.1倍の9300万円に急拡大した。
  ⇒⇒JIG-SAWの詳しい業績推移表を見る

■平田機工 <6258>  6,660円  +1,000 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 10日、平田機工 <6258> [JQ] が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比47.7%増の13.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。有機EL関連の生産設備の販売が大きく伸びたほか、北米向け自動車のパワートレイン関連設備も堅調で、21.2%の大幅増収を達成したことが寄与。内製化率の拡大など原価低減を進めたことも大幅増益に貢献した。

■森永製菓 <2201>  738円  +100 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 10日、森永製菓 <2201> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比80.5%増の55.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。四半期ベースの過去最高益を2四半期ぶりに更新した。機能性ゼリー飲料の販売が大きく伸びたほか、アイスや菓子の主力ブランドも好調だった。円高による仕入コストの低減に加え、販管費の抑制なども大幅増益に貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の120億円→148億円に23.3%上方修正。従来の0.5%減益予想から一転して22.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

■ディー・エヌ・エー <2432>  2,935円  +275 円 (+10.3%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 ディー・エヌ・エー<2432>が4連騰し年初来高値を更新。10日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高382億8400万円(前年同期比1.5%増)、営業利益73億5400万円(同83.5%増)、純利益51億6800万円(同2.5倍)と8割を超える営業増益となったことが好感されている。主催試合の入場者数が増加したスポーツ事業(プロ野球)が業績を牽引。また、アプリのコイン消費が堅調に推移したことや、海外ゲーム事業の損益改善も寄与した。なお、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想は、売上高768億円(前年同期比2.6%増)、営業利益150億円(同31.8%増)、純利益112億円(同65.3%増)を見込んでいる。

■テンプホールディングス <2181>  1,747円  +162 円 (+10.2%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 10日、テンプホールディングス <2181> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比44.0%増の94.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。四半期ベースの過去最高益を2四半期ぶりに更新した。旺盛な求人需要を背景に、人材派遣やアルバイト・転職情報サービスを中心に業績好調で、15.3%の大幅増収を達成。M&A効果も寄与した。第1四半期業績の好調と米人材派遣会社との合弁事業開始を踏まえ、通期の同利益を従来予想の302億円→319億円に5.6%上方修正。増益率が7.1%増→13.2%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■ケネディクス <4321>  456円  +41 円 (+9.9%)  本日終値
 10日、ケネディクス <4321> が発行済み株式数(自社株を除く)の4.5%にあたる1200万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月12日から10月31日まで。同時に決算を発表。16年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比37.1%増の72.3億円に拡大して着地したことも買いに拍車を掛けた。

■朝日インテック <7747>  4,970円  +430 円 (+9.5%)  本日終値
 10日に決算を発表。「今期経常は5%増で5期連続最高益更新へ」が好感された。朝日インテック <7747> [東証2] が8月10日大引け後(15:30)に決算を発表。16年6月期の連結経常利益は前の期比13.4%増の95.2億円になり、17年6月期も前期比5.0%増の99.9億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、増益になる。
  ⇒⇒朝日インテックの詳しい業績推移表を見る

■井関農機 <6310>  244円  +19 円 (+8.4%)  本日終値
 10日、井関農機 <6310> が決算を発表。直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結最終利益が前年同一期間比8.5倍の11.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。中国や東南アジアでトラクターなどの販売が好調だったことが寄与。また、ローコストオペレーションの徹底で固定費が大きく減少し採算が急改善した。有価証券売却益10億円が発生したことも最終利益を押し上げた。

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